イタリアの名匠
ジュゼッペ・トルナトーレ監督と、映画音楽界の巨匠
エンニオ・モリコーネ、『ニュー・シネマ・パラダイス』はじめ数々の名作を世に送り出し、世界中から賞賛を浴び続けてきた2人が再びタッグを組み作り上げた、豪華で知的で刺激的な謎を散りばめた極上のミステリー! 映画『鑑定士と顔のない依頼人』(原題:La migliore offerta / 英題:The Best Offer)が12月より公開されます。
物語の始まりは、ある鑑定依頼――。引き受けたのは、天才鑑定士にして一流オークショニアのヴァージル・オールドマン。それは、資産家の両親が遺した絵画や家具を査定してほしいという、ごくありふれた依頼のはずだった。ところが、依頼人の女性は決して姿を現さない。やがて、彼女が屋敷の壁の向こうの隠し部屋にいることを突き止めたヴァージルは、我慢できずに彼女の姿を覗き見、その美しい姿に一瞬で心奪われ、どうしようもなく惹かれていく。さらに、美術品の中に、歴史的発見となるようなとんでもなく価値のある美術品の一部を見つけ……。果たして奇妙な鑑定依頼の真の目的とは? ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か? 謎はまだ入口に過ぎなかった――。
本作で、天才鑑定士のヴァージルを演じるのは、『シャイン』でアカデミー賞に輝き、『英国王のスピーチ』でも同賞にノミネートされた
ジェフリー・ラッシュ。美術業界ではカリスマ的存在でありながら、私生活では人間嫌いで、芸術品しか愛することが出来ない偏屈な男が謎の依頼人に翻弄され惹かれていく姿を、哀愁を込めて見事に演じています。脇を固めるのは『クラウド アトラス』の
ジム・スタージェスや、名優
ドナルド・サザーランドなど。さらに、撮影・美術・衣装・編集も、これまでトルナトーレと素晴らしい作品を作り上げてきたスタッフが集結し、ため息の出るような骨董品や名画の数々を存分に見せてくれます。
イタリアのアカデミー賞にあたる〈ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞〉で作品賞、監督賞、音楽賞をはじめとする、最多6部門で受賞を果たした『鑑定士と顔のない依頼人』。イタリアに始まり、ヨーロッパ全土へと広がった本作の熱狂が遂に日本へとやってきます!