9月にニュー・シングル
「風は西から」をリリースした
奥田民生が10月14日(月)、新木場「STUDIO COAST」公演を皮切りに、約1年10ヵ月ぶりとなる全国ツアー〈奥田民生 2013ツアー“SPICE BOYS”〉をスタート。
最近は弾き語りによるライヴ出演が多かった彼ですが、今回は久しぶりに
斎藤有太(key)、
小原 礼(b)、
湊 雅史(ds)というメンバーによる“MTR&Yバンド”で、11月28日(木)に行なわれる中野サンプラザまで、11都道府県・全16公演のツアーを行ないます。
また、11月27日(水)に“約1,000日ぶり”にリリースとなるニュー・アルバム
『O.T. Come Home』のジャケットや収録曲などの詳細が、ツアー初日に合わせて一気に発表。こちらはネオンカラーのオレンジが印象的なビジュアルで、全13曲を収録。最新シングル「風は西から」はもちろん、「拳を天につき上げろ」は新たにアルバム・ヴァージョンとしてミックスされた音源が収められています。
久しぶりのツアーということもあり、メンバーが登場した途端、オーディエンスから大きな拍手と歓声で迎えられる中、ニュー・アルバムに収録されるセルフ・カヴァーである「マイカントリーロード」(
PUFFYへの提供曲)からライヴはスタート。「荒野を行く」で斎藤のソロ・パートがあるなど、バンド・メンバーのプレイをフィーチャーしたシーンもありつつ、「初日なんで打ち合わせしながらやるみたいな感じなんで。前回とメンバーごっそり変えてきました! 新鮮でしょ」と、いつもの民生節を炸裂させながら、いい意味で力が抜けたライヴは進行。
中盤では「新曲やります」と、ニュー・アルバム収録曲「チューイチューイトレイン」を披露。歌詞がスッと入ってくる非常にキャッチーなロックンロールに、オーディエンスも腕を上げて応える!
バンド・メンバーも徐々に勢いを増し、「あくまでドライブ」ではメンバー紹介をしながら、ソロ・プレイを廻していく。「風は西から」では、9月にリリースしたばかりのシングルとあって、オーディエンスが大合唱するシーンも。
そして、ライヴは終盤へ。「今日伝えたいことは、あさっての広島を応援してほしい、それだけです」と、広島カープの話題に終始しながら、「御免ライダー」「拳を天につき上げろ」を2曲続けて披露。オーディエンスを一気にヒートアップさせて本編は終了。アンコールではまさかのサプライズもあり、驚きと感動が入り混じる中、ツアー初日は幕を下ろしました。
この後、ツアー2公演目となる三郷市文化会館からは、ホール仕様のセットも組み込まれるとのこと。都内近郊では、三郷の次も、10月28日(月)、29日(火)に神奈川県民ホールが控えているので、ぜひチェックを。奥田民生のエネルギー溢れる、久々のバンド・スタイルでのツアーを体感しましょう!(撮影:山本倫子)