1950年代より歌手、プロデューサー、作曲家としてニューオーリンズの音楽史に燦然とその名を刻み続けてきたアラン・トゥーサン（Allen Toussaint）の来日公演が間もなく開催されます。

　代表作と言われる1975年の『サザン・ナイツ』など、自身の作品を発表する傍ら、ポール・サイモン、ザ・バンド、先日来日したドクター・ジョンなど数々のアーティストのプロデュースも手掛け、近年では、エルヴィス・コステロとの共演アルバム『ザ・リヴァー・イン・リヴァース』も大きな注目を集めています。今年7月にはホワイトハウスでオバマ大統領よりジョージ・ルーカスらと並んで「NATIONAL MEDAL OF ARTS」を受章。9月にはライヴ・アルバム『Songbook』をリリースし話題を呼びました。

　約1年ぶりの来日公演は、前回と違ってアラン・トゥーサンとパーカッションのシンプルな構成で、御年75歳となるレジェンドの歌と演奏をじっくりと味わう絶好の機会です。