アル・グリーン 2003/10/27掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
Welcome Back!!「レッツ・ステイ・トゥギャザー」でお馴染みの、ハイ・レーベルを代表する大スター、
アル・グリーンが極上の新作アルバム
『アイ・キャント・ストップ』(TOCP-67302 \2,548(税込))を引っさげて復活します! しかもプロデュース&アレンジに、あの
ウィリー・ミッチェルを迎えての録音で、まさに黄金コンビの復活!! 熱心なソウル・フリーク(?)の
クエンティン・タランティーノ監督が、映画『パルプ・フィクション』の中で「レッツ・ステイ・トゥギャザー」を印象的に使用した事によって、お馴染みディック・デイルの「ミザルー」や、クール&ザ・ギャングの「ジャングル・ブギー」と共に、日本でも再び広く知られるようになったアル・グリーン。60年代からソウルをひっぱって来たこの大スターの新作、否が応なく注目を集めそうですが、何とjazzの名門ブルーノートから12月3日に発売です!
最近は、あのヴァン・モリソンがブルーノートに移籍してアルバムを出したり、何だか最近のブルーノートって、ベテランR&B系アーティストの受け皿になっているような・・・。素晴らしい事です!
ウィリー・ミッチェルと言えば、アル・グリーンの才能を見出した、ハイの素晴らしいプロデューサー。アルの魅力の1つでもある、ホッジス3兄弟とドラムのハワード・グライムスを加えた“ハイ・リズム”の、切れがありながら、ゆったりとしたイナた〜い演奏。そして、メンフィス・ストリングスとコーラスが控えめに花を添えたサウンドは、その時代、その土地でしか生まれ得なかった素晴らしいサウンドなわけですが、今回のアル・グリーンの新作も、見事なまでに、その往年のアルを感じさせるサウンドと楽曲が揃ってて、ソウルファンなら、笑みがこぼれてしまうこと間違い無しです!
アルはずいぶん前に、牧師となってゴスペル・シンガーに転向してますので、今回の新作は、レーベルもブルーノートということで正直ちょっと心配でしたが、もう1曲目の「I can’t stop」から「レッツ・ステイ・トゥギャザー」を彷彿するような素晴らしいソウル・ナンバーが並んでいますので、ご安心下さい!
さらにこぼれ話ですが、初のソロ・アルバムで、サム・クックの「シュガー・ダンプリング」を高らかにシャウトして、我々ソウルフリークを唸らせた
トータス松本が、テレビ朝日の特別番組「アメリカ南部、ブルースな旅」で、アル・グリーンとウィリー・ミッチェルの両名を取材するそうですので、こちらも楽しみ! 「レッツ・ステイ・トゥギャザー」のデュエットなんて、やってくれたら嬉しいんですけどネ!? 今冬オンエア予定。アルバムと共に、楽しみに待ちましょう!