フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド 2003/10/27掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
“極秘来日”というわりには多くの報道陣が詰め寄せたような気がする
“t.A.T.u.”でありますが、そのt.A.T.u.の世界戦略におけるサウンド部門での仕掛け人であり、また、その不思議な組み合わせが評判となったものの、よくよく聴いてみれば意外とマッチしているような気がする、
ベル・アンド・セバスチャンの最新作をプロデュースした人物といえば、あの元
バグルス〜
イエスの“トレヴァー・ホーン”のこと。そんなトレヴァー・ホーンが、かつて、t.A.T.u.のように世間に「今聴かないとマズイぞ!」と仕掛けたグループといえば、今ではすっかり忘れ去られてしまった感がありつつも当時は一世を風靡していた、こちらはゲイな
“フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド”。そんな彼らのデビュー・アルバム
『プレジャードーム』(写真)には、イエス繋がりでスティーヴ・ハウまでもがゲスト参加してしまった、まるでプログレみたいに10分以上あるタイトル・トラックや、SMがテーマの「リラックス」など、今聴いても十分楽しめる魅力たっぷりな楽曲が詰まっているのですが、そんな同作品の新たなリマスター盤が、ボーナス・ディスクとしてDVDを付属して、USにて11月10日にリリースされることになった模様です。
過去にもリマスター盤がリリースされたことがある今作ですが、今回は新たに5.1サラウンド・サウンド仕様でのリマスター盤化が行なわれた模様で、以前のリマスター盤化時にもボーナス・トラックとして収録されていた「One September Monday」と「One February Friday」の2曲が今回も同じく収録される予定とのこと。また、今回の目玉であるボーナス・ディスクのDVDには、彼らの代表曲である「プレジャードーム」「リラックス」「トゥ・トライブス」「パワー・オブ・ラヴ(愛の救世主)」の4曲のビデオ・クリップが収録されることになる模様で、なかでも米ソ冷戦時代を皮肉ったゴドレイ&クレーム制作の「トゥ・トライブス」のビデオ・クリップは、今観てもかなりの衝撃受ける内容なので必見です。今のところ日本盤化の予定は未着ではありますが、日本でもブームを呼んだグループなだけに、是非とも日本盤化に期待したいところです。