広島からスタートした
浜田麻里のデビュー30周年全国ツアーのファイナルが24日(日)、北海道「ZEPP SAPPORO」で開催! 約800人ものオーディエンスが集ったフロアを前に、全22曲を熱唱。興奮と陶酔のステージを披露しました。
デビュー30年という節目を迎えた2013年、8月にはベスト盤
『INCLINATIONIII』を発表、約20年ぶりのテレビ出演も果たし、その存在を知らない世代にも直感的に“本物”だと感じさせる鋭気と優美さを放った浜田麻里。ツアー・ファイナルとなったZEPP SAPPOROでは、“麻里”コールが起こる熱気の中、真っ白なロングドレスで颯爽とステージに現れると「Forever」、続く「Nostalgia」と、盛り上がらないわけがない2曲でライヴはスタート。
ソウルオリンピックのNHKイメージ・ソング「Heart and Soul」、かなり久々にライヴで披露された「Heaven Knows」と、時代ごとの代表曲もふまえつつ、MCでは「30年間に生み出してきた膨大な数の曲を振り返ると、気恥ずかしさはありますが、後悔の時期というのはありません。30年間本当にいろいろなことがありましたが、どの時代にも未来の日々にいつもどこかで期待する自分がいました。だからこそ新しい曲が次々と生まれていったんです」と語る。
ここからセットリストはバラードへ。突き抜けるようなハイトーン、繊細で綿密に練られたコーラス・ワーク、このどちらも得意とする浜田が、コーラスであり実妹のERIと織り成す繊細で美しい「Over The Rainbow」は、まさに匠の技。観ているこちらがどこで息を吸っていいのか躊躇するほどの美しさ。
後半は、激しさとハイトーンが炸裂するパワーに溢れたナンバーを連続で5曲。ヘヴィでパンチの効いた近年の代表曲と呼べる「Stay Gold」「Momentalia」と畳み掛ける姿は神々しく、まさに圧巻のステージング! 「これから厳しい寒さに向かう時期ですが、それに備えて皆さんの心と体を温めたいと思ってやってきました。皆さんも気持ちを声に乗せて私に伝えてください」と語ると、自身初のシングル曲「Blue Revolution」。会場のボルテージも上がる一方!
「明日を恐れずに一歩一歩進んでいきます。決して諦めず、けど欲張らず、でも“やるときゃやるぞ”の精神でやっていけるよう、末永く見守って下さい」と、ラストを飾ったのはアルバム『Anti-Heroine』(1993年)から「Border」。“昨日を翼にして生まれ変わりたい”という歌詞が胸を震わせる名演!
なお、ツアーの年内分は終了しましたが、1月には追加公演が決定! 30周年を記念した作品のリリースも控えておりますので、お忘れなく!