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黒木渚、リリース・ツアー〈やわらかなハサミ〉最終公演を東京キネマ倶楽部で開催

黒木渚   2013/12/06 15:51掲載
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黒木渚、リリース・ツアー〈やわらかなハサミ〉最終公演を東京キネマ倶楽部で開催
 今年10月に2枚目のシングル「はさみ」をリリースした3人組ロック・バンド“黒木渚”が、東京・名古屋・大阪・仙台と、地元・福岡を加えたツアー〈やわらかなハサミ〉の最終公演を11月30日(土)に「東京キネマ倶楽部」で行ないました。

 2013年の2月に上京して活動の拠点を東京に移し、今年を“勝負の年”と位置づけてきた彼女たちは、6月1日にキャパシティー200人の東京・下北沢「CLUB Que」で初のワンマンを開催。ちょうど半年後となったこの日の公演は実に3倍となる600枚のチケットが完売! 今回のワンマン・ツアーで各地を廻り、ファンと直接触れ合った彼女たちは「武道館公演が実現するまでは絶対に死ねません」という声を数多くかけられたと語り、改めて「2年以内に武道館公演を叶え、さらに大きなステージへ」というファンとの約束を固く誓いました。

 オープニング映像が映されていた幕が下りると、レースが縁取られた真っ白いタイトなワンピース姿の黒木渚が仁王立ちで登場。時に、頭をかきむしりながら、ステージ上を右往左往し、激しいロック・ナンバー「プラナリア」や、自由自在にビートが変化する「クマリ」、音の波に身を任せるように歌う「マトリョーシカ」など、昭和のキャバレー音楽から、キャッチーなポップ・ロック、4ビートのジャズまで、多彩なナンバーを立て続けに演奏。

 「今年の集大成になるようなライヴにしたい。今日という日をあなたの中にずっと鮮やかに焼き付けるためにも全力でやっていきます」というMCのあと“1つの演劇を見ているかのよう”と称される独特の世界に突入。「エスパー」では、手にした銀のスプーンをサビに合わせてぐにゃりと曲げ、未発表曲「ウエット」では、シャワーの水が流れる音と共に楽曲の中の主人公の背景がセリフで語られ、「安藤麻衣子」では、三拍子の指揮をとりながら、苦しみをゆっくりと表現。続いて、「真夜中、時計の音、ひとりぼっち、あなたは机の引き出しを開けます」というセリフとともに、最新シングル「はさみ」をエモーショナルに歌い上げました!

 さらに、攻撃的なロック・チューン「テーマ」、黒木のか弱いウィスパーと叫びにも似たストロングな歌声が交錯する「赤紙」と続き、観客の興奮が冷めやらぬ中、半年後の2014年6月1日に、渋谷公会堂でワンマン・ライヴを開催することが発表され、会場からは、割れんばかりの歓声が起こる。最後に「本当に楽しかった。生きてる実感があった」と語り、黒木渚流の行進曲「骨」を笑顔で高らかに歌い上げ、本編の幕は下ろされました。

黒木渚

 アンコールでは、彼女自身が日本語歌詞をつけたイギリス民謡「ダニーボーイ」のカヴァーに続き、ファンに問いかけたツイッターのリプライをもとに書かれた新曲「ロマン」を初披露。ファンとの再会の願いを込めた「カルデラ」を歌い切ったところでステージを後にしましたが、それでも観客の声は鳴り止まず、ダブルアンコールが実現。全編英語詞の「No Reason」で会場全体をひとつにすると、「ありがとう。バイバイ」と、ステージをあとにした。

 なお、渋谷公会堂公演のチケットは現在イープラスにて特別先行受付中。2014年の黒木渚は、デビュー半年にして熱狂的に迎えられた今年以上にがむしゃらに、さらなる大きなステージに向かって突き進んでいくはず。ご注目ください。

黒木渚 2nd Single「はさみ」
RELEASE ONEMAN TOUR「やわらかなハサミ」
2013年11月30日 東京キネマ倶楽部

[セットリスト]
01. プラナリア
02. クマリ
03. マトリョーシカ
04. エスパー
05. あしながおじさん
06. あたしの心臓あげる
07. ウェット
08. 安藤麻衣子
09. はさみ
10. テーマ
11. 赤紙
12. 骨
<アンコール>
13. ダニーボーイ
14. ロマン
15. カルデラ
<ダブルアンコール>
16. ノーリーズン

【LIVE情報】
2014年6月1日(日)渋谷公会堂
イープラス特別先行受付
eplus.jp/kuronagi-sp
※受付期間:12月6日(金)12:00〜12月13日(金)12:00
INFO:DISK GARAGE 050-5533-0888
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