昨年から今年にかけて、t.A.T.u.の世界戦略におけるサウンド部門での仕掛け人となったり、ベル・アンド・セバスチャンの第2章を告げる最新作や、デビュー時からの黄金コンビであるシールの最新作などをプロデュースしたりするなど、今また彼の時代が到来しつつあるのではないかと思うような活躍を見せている、元バグルス〜イエスの“トレヴァー・ホーン”（写真はバグルスの名盤『プラスティックの中の未来』）。そんな彼がこのたび新たに引き受けた仕事はというと、2004年初夏に日本公開が予定されているジュリア・ロバーツ主演の映画『モナリザ・スマイル』の音楽担当だそうで、その彼が手掛けた同映画のオリジナル・サウンドトラックが12月17日に日本でもリリースされることになったそうです(EICP-320\2,520(税込))。

　今サントラは、彼の愛弟子シールを始め、トーリ・エイモス、メイシー・グレイ、セリーヌ・ディオン、バーブラ・ストライサンド、マンディー・ムーア、リサ・スタンスフィールド、ケリー・ローランド（デスティニーズ・チャイルド）などといった、ジャンルも年代も様々な大物ヴォーカリストたちが、歴代のアメリカ音楽史を代表する作曲家による名曲の数々をカヴァーした作品となるそうで、ほぼ全曲が新録音になる模様。また、それに加えて、“トレヴァー・ホーン・オーケストラ”なる名義の楽曲も2曲収録されるそうなので、これはトレヴァー・ホーン好きにとっては、かなりの注目です。なお、現在までのところ予定されている詳しい収録予定曲は下記のとおり。これは楽しみ！

(01) Mona Lisa（シール）
(02) Murder He Says（トーリ・エイモス）
(03) You Belong To Me（トーリ・エイモス）
(04) Secret Love（マンディ・ムーア）
(05) I've Got The World On A String（リサ・スタンスフィールド）
(06) I'm Beginning To See The Light（ケリー・ローランド）
(07) Santa Baby（メイシー・グレイ）
(08) Bewithched,Bothered and Bewildered（セリーヌ・ディオン）
(09) Beseme Mucho（クリス・アイザック）
(10) What'll I Do（アリソン・クラウス）
(11) Smile（バーブラ・ストライサンド）
(12) Sh Boom-Trevor Horn Orchestra（トレヴァー・ホーン・オーケストラ）
(13) Istanbul(Not Constantinople)（トレヴァー・ホーン・オーケストラ）