映画『のだめカンタービレ最終楽章』サントラで主人公“のだめ”の全演奏を手がけたことでも知られる世界的ピアニスト、
ラン・ラン。そのキャリアのスタートが仙台ということもあり2011年には震災チャリティ・コンサートを日本で開催、今年4月には再来日も決定している彼が〈第56回グラミー賞〉にて、
メタリカと共演を果たしました!
ラン・ランとメタリカは、最優秀ハード・ロック / メタル・パフォーマンス賞でグラミー賞の候補にあがっていたメタリカのサウンドトラック・アルバム
『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』に収録されている「ワン」を演奏。メタリカがグラミー賞で演奏するのは生中継が初めて行なわれた1991年以来、ラン・ランがグラミー賞で演奏するのは
ハービー・ハンコックと
ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」を共演した2008年以来となります。
これまで、ジャズ、ポップス、R&B、ダンス・ミュージック……などなど、あらゆるジャンルとのコラボレーションを実現してきたラン・ランですが、今回は共演前から「バンドという形式の中で、音楽のジャンルの壁を飛び越えていくのは夢のような経験です。音楽は、確かに世界を一つにします!」と興奮をあらわにしていたとか!
ステージは、ラン・ランによる音楽の粒のようなピアノ・ソロからスタート。そこへメタリカの演奏が加わると、観客も益々ヒートアップ! 終盤にはジェイムズ・ヘットフィールドがラン・ランのもとに近づき、ギター・ソロへ。ラン・ランもこれにの超絶速弾きで応戦、互いに互いを高めあう熱いパフォーマンスを披露しました!
(写真提供:Getty Images)