米NYのDave Liang率いる“The Shanghai Restoration Project”とのタッグで、エレクトロと美しい歌声の融合を実現した3つのアルバム
『PHANTOM girl』、
『HATSUKOI』、
『I'm yours!』を発表してきた
坂本美雨。彼女が新たにプロデューサーとして
蓮沼執太を迎えて制作した1年7ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム『Waving Flags』をリリース。
初回盤(CD + DVD YCCW-10214〜B 3,000円 + 税)、
通常盤(CD YCCW-10215 2,600円 + 税)の2形態で3月5日(水)の発売です。
昨年6月にリリースの初ベスト・アルバム
『miusic〜The best of 1997-2012〜』を経て、坂本美雨が新たな一歩を踏み出す本作。“大事な人にもう良いことしか起こらない、というおまじない”をキーワードに、“音楽によっておまじないをかけ続けたい”という思いから制作されたとのこと。“おまじない”には大事な人を守るという強い意志、時に死という自然のルールにすら抗う力といったハードな内容も込められており、優しいイメージだけに終始するものではない模様。タイトル“Waving Flags”は“良いことしか起こらない場所はここにあるよ”と目印の旗を振るという意味合いとなっているようです。
今回プロデューサーを務めた蓮沼執太は、実験的なサウンドを軸としたソロワークのみならず、数々のCM音楽の制作を手掛けるなど幅広い音楽活動が高い評価を得ている音楽家。近年では自ら指揮を執る大所帯オーケストレーション・バンド“蓮沼執太フィル”名義での活動に力を入れており、1月15にリリースされたばかりのアルバム『時が奏でる』も好評となっています。坂本美雨作品のプロデュースは、蓮沼が夢の中で聴いたメロディをピアノで弾き、坂本に送ったことがきっかけとなって実現。同楽曲は「ドア」として『Waving Flags』の冒頭に収められています。
『Waving Flags』には蓮沼執太フィルのメンバーたちに加え、村田シゲ(
□□□)、
伊藤大地(
SAKEROCK)、
ゴンドウトモヒコ(
pupa)、戸高賢史(
Art-School)、
環ROYといった個性的な面々が参加。作詞はほぼすべて坂本美雨自身が担当、成山 剛(
sleepy.ab)提供楽曲「ピエロ」、
illionカヴァー曲「HIRUNO HOSHI」、□□□カヴァー曲「おとぎ話」も収録されています。
[蓮沼執太 コメント]自身はじめてのプロデュース作品になっています。
新曲書いて、アレンジして、演奏指示して、ミックスしています。
このアルバムも何処かの媒体でお話するチャンスもあると思うので、そこで詳しく書きたいと思いますが、過去の自分の音楽制作やフィルでの集団制作や他ジャンルの方との共同制作などの経験がダイレクトに影響されている、聴き応えある音楽になってます。