2003/11/28掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
最近のフランス映画で、俳優の
イヴァン・アタルが実妻の
シャルロット・ゲンスブールを主演に監督した『僕の妻はシャルロット・ゲンスブール』ってのがありましたが、これを『スウェプト・アウェイ』のような、あからさまな嫁自慢に終わらせなかったのは、
ブラッド・メルドーが手掛けた知的な音楽の功績でしょう! (14曲のオリジナル曲を含む全20曲の
サントラはオススメです!)
ロック系リスナーのファンも多いこの人、ジャズだけに留まらず、様々な分野で活躍する人気ピアニストですが、そんな彼の最新作と呼んでも過言では無いアイテムが来年の1月21日にヴィーナスから出ます! ギタリストの
ピーター・バーンスタインのバックをブラッド・メルドー・トリオが務めた作品で、ピーター・バーンスタイン+3〜フィーチャリング・ブラッド・メルドー
『ストレンジャー・イン・パラダイス』(TKCV-35324 \2,800(税込))。
メンバーは名手2人、
ラリー・グレナディア(b)とビル・スチュアート(ds)による純正のトリオなので、ブラッド・メルドー・ファンは当然のように買って下さい。ソリストのピーター・バーンスタインは
ジム・ホールに師事したテクニシャン。スリリングかつメロウかつパワフルな最新ニューヨーク・スタイルのギター・カルテットの誕生ってわけです!
ピーター・バーンスタイン+3〜フィーチャリング・ブラッド・メルドー
『ストレンジャー・イン・パラダイス』(TKCV-35324 \2,800(税込))
1. ヴィーナス・ブルース
2. ストレンジャー・イン・パラダイス
3. オータム・ノクターン
4. ジャスト・ア・ソウト
5. ルイーザ
6. ハウ・リトル・ウィ・ノウ
7. バブルヘッド
8. ジス・イズ・オールウェイズ
9. ザット・サンディ・ザット・サマー
10. ソウル・スターリング
レコード会社のテーマか? 意味深なタイトルが興味深い「ヴィーナス・ブルース」他3曲のオリジナル曲の他はスタンダード中心。ウイスキーのお湯割りでも飲みながら聴くと良さそうですね!
ちなみに写真はブラッド・メルドーのデビュー作
『イントロデューシング・ブラッド・メルドー』。当然の如くこちらもオススメです。