80年代の
ジャイルス・ピーターソンをはじめ、ロンドンを中心に巻き起こったアシッド・ジャズ・ムーヴメント。そのムーヴメントの発端となり、ブルーノート・レーベルがクラブ・ミュージック支持者からも一層注目を集めるきっかけとなった伝説的コンピレーション“ブルー”シリーズの7タイトルが、レーベル創立75周年を記念して1000円(税別)という低価格で復活されることになりました。
『ブルー・ボッサ』、『ブルー・バップ』、『バプティスト・ビート』というシリーズ重要3部作を手掛けたのは世界で最も重要なジャズDJとして尊敬を集めるジャイルス・ピーターソン。この3タイトルをきっかけに数々の“ブルー”シリーズがリリースされました。その中でもヒップホップの元ネタとなった音源ばかりを集めた『ブルー・ブレイク・ビーツ』は当時サンプリング全盛期を迎えていたヒップホップ層のファンからも支持を集めた一枚。このコンピレーションを選曲・監修したのはジャイルス・ピーターソンと共に主宰していたアシッド・ジャズ・レコーズのエディ・ピラーとその片腕のディーン・ラドランド。確かな選曲眼でコンパイルされているこの7タイトルはレア・グルーヴと呼ばれる音楽を存分に楽しめる内容となっています。音源は豊富なブルーノート・レーベルから、一部キャピトル・レーベルまでを網羅。これからジャズを聴く人にとっても、ジャズ好きな人にも誰でも楽しめる内容なので、この機会にぜひチェックしてください。