2003/12/01掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
いよいよ12月17日に発売されます!
松任谷由実のニューアルバム
『Yuming compositions:FACES』(TOCT-25400 \3,000(税込))!! 御存知、ユーミンが職業作曲家として、
荒井由実、呉田軽穂名義で他アーティストに提供した楽曲を、現在の松任谷由実がセルフカバーするといった内容。純粋な音楽ファンとして、こんなに胸躍る、楽しい企画は何年ぶりでしょうか?
とにかく聴き所は盛りだくさんの今作、まずは
小林麻美の「雨音はショパンの調べ」が嬉しい! 原曲が
ガゼボのカバーだけに、カバーのカバーになりますが、印象的なピアノのフレーズはそのままに、テムポを上げて歌っているようです。他にも、名曲しか生んだ事が無い
松本隆&呉田軽穂コンビによる
松田聖子/「瞳はダイアモンド」や、学生運動を材にとった去り逝くフォークソングへの挽歌「「いちご白書」をもう一度」(原曲/
バンバン)などなど、懐かしい天才作曲家の曲を、天才本人が歌う、この単純+確実な感動!
しかし、“荒井由実の歌は荒井由実の声でなきゃ・・・”と、現在のユーミンの歌声に疑問を抱く輩もいるようですが、そんな人は
スピッツの曲を彼女がカバーした「楓」(V.A.
『一期一会〜Sweets for my SPITZ』収録 )を聴いて耳を覚ましていただきましょう。その切ない歌声に疑念は新鮮な驚きを持って、彼方に飛び去るはずですから・・・。そんな歌声が聞ける荒井由実のセルフカバー「ベルベット・イースター」、そして今回の目玉、マスターテープを元に、30年前の荒井由実と松任谷由実のデュエットが実現した「やさしさに包まれたなら」! これが、単なる実験でなく、実に感動的なのですよぉ〜!
さて、ユーミンファンでなければ、あまり問題では無いのかも知れませんが、今回、編曲は半分以上の曲を
リッキー・ピーターソンが担当! この人選にも驚きですが、ユーミンの曲を
マンタ(松任谷正隆)以外の人間がアレンジする事は、この30年間、ほとんど皆無に近かったので、これはとても大きな変化! スピッツのカバーも冨田恵一がアレンジだったし、マンタ体制から外れた最近のユーミン、その新鮮な姿にも注目です! もちろんマンタ色を愛するコアファンには、CD-EXTRA仕様で、サルティンバンコも裸足で逃げ出す大サーカスショー『シャングリラII』(松任谷正隆総合演出)のダイジェスト映像収録なので、ご安心を!
冬のユーミンと言えば苗場! 毎年恒例、苗場コンサートの詳細も決定しました!
日 時:2004/02/19〜20、22〜25、27〜29 計8日間
開場 9:00pm/開演 9:30pm
会 場:苗場プリンスホテル ブリザーディウム
料 金:7,350円(税込)
※整理番号順入場制
※コンサートチケット付きの宿泊ツアーもあり
問合せ:キャピタルヴィレッジ「松任谷由実SURF & SNOW in Naeba」係
Tel:03-3478-9999