神奈川発音楽情報バラエティ『saku saku』。記念すべきリリース第10弾にして初のBlu-rayとなった
『saku saku Ver.10.0 大きな分かれ道』が発売となったことを記念し、3月9日(日)には番組の“聖地”こと「ビナウォーク」(神奈川県海老名市)でイベントを行ない、約4,000人ものファンが詰めかけました!
番組のメインMC、
トミタ栞は「最後まで楽しんでいってください!」と挨拶、続いてのギフト矢野の挨拶では、いきなりお決まりのブーイング(このブーイングを初めて見た時、トミタは思わず「かわいそう……」とつぶやいてしまったとか)。最初のコーナーでは、番組の13年間を振り返り、歴代のロケ地の思い出を語る。
Ver.1では「黒幕と
木村カエラが本厚木から厚木を散歩しただけ」(黒幕)だったのが、Ver.2ではいきなりベルギー&オランダに海外ロケへ。Ver.5では山梨、長野、新潟の長距離ロケを敢行し、黒幕の敬愛する武田信玄の戦の跡地めぐりへ(黒幕「笑いはないけど、楽しかった」とのこと)。Ver.5.5は初代MCあかぎあいの地元・宮崎へ行き、Ver.6.5ではギフト矢野がデビュー。当初はロケ慣れしておらず、ロケバスで酔ってばかりで他のキャストを困らせていたといったエピソードも!
またVer.9.0では現MCのトミタが登場。そしてトミタとギフト☆矢野の地元・岐阜でのロケによるドラマを初めて特典映像に収録。そして“最後”となる今作、Ver.10.0『大きな分かれ道』は、大分ロケでのドラマが特典映像となった初のBlu-ray。ちなみにロケ中、黒幕は、撮影の成功の願をかけて一切風呂に入らなかったそう(しかしトミタに「生ごみの臭いがする……」と言われ、速攻で風呂へ)。そんな今作の見どころは、「絆が感じられる作品です」(トミタ)と紹介。
次のコーナーでは、歴代MCからの手紙をトミタが朗読。
[三原勇希からのメッセージ]せーの、ミノフスキー粒子!
どうも、「阪奈道路の鬼サソリ」こと、三原勇希です。
こんなひどいあだ名をつけられたり、ワケのわからない言葉と動きを発する事ができた屋根の上が3月で終了になるなんて、本当にさみしいです。サクサクでたたきこまれたガンダムや戦国の知識は意外と役にたっていて、今では感謝しています。
みんなと過ごした時間は本当に楽しかった。
「No saku saku、No Mihara」だと卒業の時に言いましたが、そういう人たちがたくさんいるでしょうね。
黒幕さんはみんなの大先生です。本当にお疲れ様でした。[中村 優からのメッセージ]今までに『saku saku』を基準にして取り組んだら痛い目を見る仕事などもありましたが、それでもこの仕事をしていく上で、さらには、歳を重ねて生きていく上で、「忘れたくない気持ち」を教えてくれたのが『saku saku』、そして黒幕さんです。
言いたいことがありすぎるのですが、ひとつだけ。
『saku saku』が私にとってそうであったように、個性的な彼女たちとの、屋根の上での日々が黒幕さんのこれからを支えてくれますように。本当にお疲れ様でした![木村カエラからのメッセージ]黒幕さん、お元気ですか?
当時、『saku saku』MCをしていて、黒幕さんに鍛えられ、ガンダムには詳しくなるし、本当にいろんな経験をさせてもらい「わけのわからない大人でスゴイなぁ〜」と思っていました。
そして、「黒幕さんはずぅ〜っと屋根の上にいるんだろうな〜」って思っていたので何だか寂しい気持ちですが、13年間もしゃべり続けてきたんですよね……本当にお疲れ様でした。[あかぎあいからのメッセージ]13年前に『saku saku』のMCになり、初めての収録日、男ばかりの現場に緊張し、音楽番組だと聞いていたのに音楽の話はなく、相方の人形が間に合わず、私ひとり……とか、「え〜、大丈夫なの!?」と心の中で叫んだことを今でも鮮明に覚えています。それから二年間、私の実家も含め、いろんな場所へロケに行き、現場ではみんなほんとに仲良しで、毎回、収録というよりは親戚の集まりみたいだったなぁ〜と。あの濃い〜2年間は、楽しい思い出ばかりで、ほんとに黒幕さん含め、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。13年間、ほんとにお疲れ様でした。
今後のご活躍も期待していますし、応援しています♪『saku saku』大好きです〜 さらに、サプライズで「13年間ありがとう! saku sakuフォーエバー!」というメッセージが観客から届くと、ファンからの感謝のコメントが綴られた幅5メートルものタペストリーが披露! そして記念に、このタペストリーをメンバー全員で掲げて記念撮影。そして今度は、番組メンバーからの感謝のメッセージが披露されると、会場は拍手に包まれる。
ラストはお馴染みの歌のコーナー! 黒幕の「お前ら最高のクソ野郎だ!」という掛け声を合図に、「別府ヒップホップ」を全員で熱唱。続いては「人前での演奏は初めて」という黒幕のピアノ伴奏による「杵築(きつき)のうた」をトミタが披露。最後は、黒幕のギターと、こちらも貴重なトミタのギター伴奏でメイン・テーマともいえる「サクサカーのうた」を演奏し観客と大合唱! 会場の盛り上がりは最高潮に。
最後は番組メンバー一人一人からの挨拶。「初めての仕事が『saku saku』でした。最初はどうしていいのかわかりませんでした。続けるうちにみなさんがこの番組を長く続けて来られた理由がわかりました。たった2年でしたがいろいろ勉強し、将来の夢も描くことが出来ました。ありがとうございました。(黒幕に半ば無理やり教えられた)ガンダムと戦国の話も役に立ちました」(トミタ)、「ピリオドの向こうの光めがけて頑張ります。本当に皆さんからのネタや写真があっての13年間の番組でした。3月いっぱい番組は続きますんで最後に燃え尽きる姿を見てやってください。ありがとうございました」(黒幕)、観客からの大きな拍手に包まれ、“アパート屋根の上”シリーズ『saku saku』の最後となるイベントは暖かく幕を下ろしました!