1983年に結成、エクストリームなメタル・サウンドと超速ブラスト・ビート、顔面白塗りコープス(死体)ペイントでブラックメタルを決定づけた
メイヘム(Mayhem)。1994年に発表された
『狂魔密儀』は現代のシーンに多大な影響を与えてきた彼らが、2007年の
『オルド・アド・チャオ』以来、7年ぶりのアルバム
『エソテリック・ウォーフェア〜密儀戦乱』(VQCD-10376 2,400円 + 税)を6月4日(水)に発表します。
オリジナル・メンバーのネクロブッチャー(b)、1980年代以来ブラスト・ビートを叩きだしてきたヘルハマー(ds)、
SUNN O)))やヴォイド・オブ・ヴォイシズでも日本を訪れたアッティラ・チハー(vo)、そして新加入のテロック(g)という布陣によって作られた本作。北欧ブラックメタルの本流を現代に継承しながら、さらに世界観の幅を拡げた音楽性で、“21世紀のメイヘム”を提示しています。
アルバムは、オープニング「ウォッチャー」から全編、畳みかけるブラスト・ビートとアンビエントなパートが織りなすダイナミズムが貫く。先行シングルとしてリリースされた「サイウォー」も音のヴァイオレンスを追求しながら、緩急をつけた曲展開を聴かせ、アンビエンスを重視してスロー〜ミッドにテンポを抑えた「マイラブ」、アッティラの絶叫・呻き声・語りを配した「ポストヒューマン」など、起伏に富んだ作品となっています。日本盤限定ボーナス・トラックとして7inch EP「サイウォー」のカップリング曲「フロム・ビヨンド・ジ・イベント・ホライズン」を追加収録。