録音技術において高い評価を受け、国内外の優れたアーティストたちの演奏を世に送り出してきたコジマ録音が今年、創設40周年を迎えます。それを記念して、
『コジマ録音40周年記念CD ザ・ベスト・レコーディング1974-2014』(ALCD-100〜101 1,500円 + 税)が5月7日に発売されます。
コジマ録音は1974年、小島幸雄氏によって設立されました。自社のレーベル名をALM RECORDSとし、レコードの制作を開始。以来、独立系レーベルとして、現代音楽、古楽など幅広いジャンルにわたって話題性あふれるユニークなアルバムを数多くリリースしてきました。
現在、タイトル数はじつに600を超えるとのこと。作品の魅力を最大限に引き出すナチュラルなサウンドは専門誌でも高い評価を受け、2001年に『stereo』誌で最優秀録音に選ばれたほか、近年では文化庁芸術祭やレコード・アカデミー賞など数々の賞を受賞しています。97年には、純邦楽のレーベルEBISUを設立。日本やアジアの伝統音楽の普及にも努めています。
このように、コジマ録音の歴史は日本の音楽界の歩んできた道程と重なり合います。今回リリースされるのは、記念すべきALMレーベル第1作である
近藤譲『線の音楽』をはじめ、現代音楽から古楽、民族音楽まで、コジマ録音の「聴きどころ」を一堂に集めた2枚組限定記念盤。ぜひその充実したプログラムをチェックしてみてください。