16歳で〈ロン＝ティボー国際コンクール〉に2位入賞、その後国内外でソリストとして活躍しているヴァイオリニスト、南 紫音（みなみ しおん）。約4年ぶりとなるアルバム『ファンタジー』を6月25日（水）にリリースしました！ また、これに合わせ、彼女にとって初のミュージック・ビデオがYouTubeで公開。『ファンタジー』のジャケット撮影で使用されたのと同じ都内スタジオにて収録されたもので、同アルバムに収録されている「子供の夢」「夢のあとに」の2曲です。

　今作は、南がもっとも思いを寄せる作曲家でありヴァイオリニスト、イザイの作品を中心に、イザイと親交の厚かったフォーレ、フランクの作品も収録。録音は「軽井沢大賀ホール」で行なわれ、ストラディヴァリウスの美しい響きを捉えたサウンドをHDカッティングでプレス。ディスクも高音質CD“SHM-CD”仕様となっています。

　6月24日（火）には東京・五反田「G-Call Club サロン」でアルバム発売記念コンサートを開催した南は、「こうして自分が一番こだわってきた作曲家、イザイをテーマにして作品を残すことができまして本当に幸せです。イザイをテーマとして、イザイと親交が深かった作曲家の作品を集めています。イザイというと無伴奏ソナタが一番有名だと思いますが、このアルバムで無伴奏ソナタだけではないイザイの魅力を聴いていただけたらと思います」と語る。「私がヴァイオリニストとしても作曲家としても尊敬し、そして最もこだわって演奏してきた作曲家のひとり」だという、彼女の熱いイザイへの思いは、アルバムのブックレットにも記されています。

　なお南は、アルバム発売記念リサイタルを出身地である北九州、名古屋、東京の3ヵ所で開催。江口 玲の伴奏でアルバム収録曲を演奏予定です。