ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を務めるなど世界的に活躍した指揮者の
ロリン・マゼール(Lorin Maazel)が、7月13日、肺炎による合併症のためアメリカ、バージニア州の自宅でなくなりました。84歳でした。
ロリン・マゼールは1930年、フランスのヌイイに生まれ、生後すぐにアメリカへ移住。幼少期よりヴァイオリンや指揮を学び、48年に
ピッツバーグ響に入団しました。イタリア留学を経て、53年には指揮者デビュー。2002年に
ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就き、2008年には北朝鮮の首都ピョンヤンで歴史的な公演を行ないました。日本には、63年以来30回近く来日し、N響をはじめ主要オーケストラを指揮しました。