ブロッサム・ディアリー(Blossom Dearie)のフォロワーというと、
カイリー・ミノーグをはじめ、トリビュート・アルバムを発表した
ジャネット・サイデル、
リサ・エクダール、
サラ・ガザレクとキリがありません。そんなみんなの“Ever-Popular”ブロッサムがみずから大切に守り続けたダフォディル・レーベルのヴォリューム5となるアルバム『ニードルポイント・マジック』(CMYK-6335 2,300円 + 税)が9月3日(水)にリリースされます。ニューヨークが愛した彼女のステージを閉じ込めたライヴ・レコーディングです。
誰もが夢中になるブロッサムのステージにおしゃべりや雑音は禁物。でも、ところどころに音楽のように聞こえる観客のクスクス笑いは絶えません。ほぼ弾き語りでのライヴ・レコーディングは、ロング・セールスを続ける『Winchester in Apple Blossom Time』(2005年 / LXCY-6234)ファンであればまず聴きたい一枚。5曲目に入るところで“B-Sideの前に休憩を”と話すブロッサムの前に、“ちょっとまって、あと1杯どうかな”と現れるのが
ボブ・ドロウ。ほかでほとんど聴けないボブとのデュオが2曲収録され、大いに楽しめるのも今作の特徴です。
ニードルポイント・マジック(針先のように鋭い、あるいは局所的に効く魔法)にかかること間違いなし。ブックレットには歌詞とピアノスコアを収録しています。