村治佳織 2004/02/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
才色兼女と言うのはこういう人を言うんでしょうな。今やTV-CMにも登場し、その音楽と共に人々を癒しに癒している、見目麗しきギタリスト
村治佳織。まだ上げ染めし前髪があどけなかったデビュー盤
『エスプレシーヴォ』で我々を驚かせたのも今や昔・・・。すっかり大人の女性になって気がつけばデビュー10周年。世界を舞台に活躍し、どんどん手の届かない存在となって、ファンの方は切ない胸に風が吹いてる頃合では?
と言うわけで、デビュー10周年を記念したベスト・アルバム
『エステーラ』(VICC-60390 \3,045(税込))が2月21日に発売されることはファンの方ならご存知だと思いますが、その収録曲内容が彼女の公式HP上で発表されましたので、まずは御報告までに。
その美しい容姿のせいもあって、デビュー当時からアイドル視されがちですが、作品の度にテーマを変えレパートリーを増やし、常に新しい挑戦を続ける彼女。「自分にしか出せない音を出したい」と言う “音”に対する真摯なまでのこだわりは、テクニックばかりを追った凡百のアイドル的若手演奏家とは確実にレベルが違いますよね! 特に最近の『アランフェス協奏曲』で極めたホアキン・ロドリーゴの世界は、このジャンルの金字塔といっても過言では無いのでは!? 今後どうなって行くのでしょう?楽しみですね。
【アルバム収録曲】
01.カプリスNO.24
02.秋の木の葉
03.カプリス NO.7
04.ムッシュー・アルメイン
05.グリーンスリーヴス
06.アダージョ〜ソナタ OP.1-15
07.ソナタ K.1
08.小麦畑で
09.祈りと踊り
10.ファンダンゴ
11.森に夢みる
12.はちすずめ
13.カヴァティーナ
14.マイ・フェイヴァリット・シングズ
15.サンバースト
こうやって並べてみると、彼女の音楽の歴史がひしひしと! パガニーニのカプリス第24番から始まり、ルネサンス期、バロック期の西洋音楽から、映画『ディア・ハンター』のテーマ曲として有名な「カヴァティーナ」を収録した、最もポピュラーな名盤『カヴァティーナ』からアメリカ音楽や近代曲も取り入れ、大切なロドリーゴ作品、ギター協奏曲、スペイン作品など、その音楽遍歴にはただただ脱帽、そして敬礼・・・。
嬉しいことに今回、カオリンの写真を見つめながら彼女のギターに耳を傾ける至福の一時を約束する、初回限定盤は32ページの特性ブックレット、スペシャルケース仕様とのこと!! また現在、彼女の公式HPでは、このアルバムの発売を記念して、デビューから今日に至るまでの映像作品を含む全ての作品に、村治佳織自らコメントする“動画”が配信中! ちょっと照れた笑顔がこれまたキュートで何度も見てしまうこと必至! ぜひアクセスしてみて下さいな!!