伝統を大切にしながら、それぞれの分野で好奇心を持って新しいチャレンジをし続ける
東儀秀樹(雅楽師)、
古澤 巌(ヴァイオリニスト)、
coba(アコーディオニスト)。この3人だからこそ生み出し得た、エネルギッシュかつ極上のサウンドを集めた待望のコラボ・アルバム
『TFC55』(UCCY-1042 1,500円 + 税)が9月10日(水)に発売されました。今秋からスタートする全国ツアーに合わせての発売です。10月下旬には、日本・スイス国交樹立150周年を記念し、スイスでの公演が決定しています。
2013年の全国ツアーで「この3人のツアーを1回限りで終わらせるのはあまりにも残念!」「あの興奮と感動をぜひもう一度」という全国各地のファンの圧倒的な声援を受け、2014年ふたたび3人が結集。アルバムが発売された9月10日(水)に東京のユニバーサルミュージックで行なわれた記者会見では、メンバー3人がアルバムやメンバーへの思いを語りました。
古澤 「いちばん僕が楽しいのは、東儀秀樹が作曲する曲、cobaが作曲する曲。素晴らしい曲を二人が書くので、刺激がある。それをいっしょに弾かせてもらえること」
coba 「楽器の特徴はあるが、大事なのはキャラクター。東儀さんの篳篥・笙、古澤さんのヴァイオリン。古澤さんしか出さない音ってあって。自分は自分の音しか出せないので。3人でやったらものすごい喧嘩になるんじゃないかなと。ところが実際には、曲を聴いて頂ければわかるんですが、すごいんですよ。いろいろなことが上手くいって。オーケストラにも匹敵するようなインパクトのある音になった」
東儀 「コンサートを見に来た人は、ヴァイオリンと篳篥とアコーディオンって合うものなんですね、ってみんな言うんです。しかし、これは古澤巌と東儀秀樹とcobaだから合うんだ、というのは絶対的にある」 今年55歳を迎える3人の“やんちゃな大人”が“やんちゃな音楽”を“やんちゃに発信”する、絶妙の異色コラボレーションとなった本作。「モノって溶けないと絶対接着しない。好きだからお互いが理解し合って、だから接着するんですよね」というcobaの言葉どおり、“戦略的なコラボレーション”ではない、互いを認め合っているからこその“本物のコラボレーション”を聴くことができます。