豊田裕子 2014/09/12掲載(Last Update:14/09/17 12:02)
風に揺れる木漏れ日、風や小鳥たちのささやき、みずみずしいせせらぎ……。そんな澄みきった森の空気と、ピアニスト・
豊田裕子の透明感にあふれるピアノの音色が融合を果たしたアルバム『スロー・バッハ〜こころで聴く、15のピアノ・セラピー』(DLDH-1877 1,800円 + 税)が9月26日(金)に発売されます。
本アルバムは、バロックを代表する大作曲家
J.S.バッハの名曲と、バッハを敬愛する豊田裕子によるオリジナル3曲から成る全15曲の音楽作品集。一音一音の魂に耳を傾けながら、豊田独自のスロー・テンポのアレンジが施されて完成した、これまでのクラシック・アルバムとは一線を画する一枚です。
ピアノは森の自然音と共鳴し、そしてときにはヴァイオリンや龍笛、笙などの楽器との対話を楽しみながら、ゆっくりと穏やかに時を運んでいきます。収録曲のなかには、不眠症で苦しむ伯爵のために作曲されたという「ゴールドベルク変奏曲〜アリア」や、チェリストにとっての聖典ともいわれる「無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード」をはじめ、「トッカータとフーガ ニ短調」「アヴェ・マリア」「G線上のアリア」「シチリアーノ」といった、親しみのある名曲も多数。このアルバムで、心と身体が調和しゆったりと癒されていくような、これまでにない瞬間をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。