遠藤慎吾 2004/02/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
神森徹也、
高橋徹也、そして
中村一義などなど・・・。定期的に訪れる才能に溢れた宅録畑出身の男性シンガーソングライターに出会った時の衝撃は、音楽ファン(特に作曲・宅録経験者)なら、嫉妬と感動に襲われてしまうわけですが、今回もそんな才能豊かなニューフェイスの登場!! 彼の名は
遠藤慎吾。2月28日にミニ・アルバム
『僕の発見』(ABST-4 \1,500(税込))で堂々デビューです!!
上記した先人達は、どちらかと言うと“ロック”の範疇に入る人達ですが、この遠藤慎吾を聴いてみると、思いっきりAOR風なのでビックリ!! 本人も楽曲のコメントで「
ニック・デカロや
マイケル・フランクスをイメージした」と語るように、なるほど“それっぽい”クールなサウンド。ロックンロールと違って、ニック・デカロ〜マイケル・フランクスといったジャンルは、楽典的な知識とジャズメン級の楽器テクニックが必要なので、宅録からは、あまり生まれないジャンルなだけに、なかなか面白い!
自身の曲が
坂本龍一のgutレーベルのコンピレーション盤に収録されたことがきっかけで注目を集めるなど、登場の仕方もクールな遠藤慎吾。今回のデビュー盤に収められた楽曲も、まるで
キリンジのような清涼感もあるかと思えば、
b-flowerのようなリリシズムもあり、
ノーナ・リーヴスのようなディスコチューンへの造詣の深さも感じさせるなど、わずか5曲ながら、その才能を証明するには十分過ぎるほど、バラエティー豊かな楽曲が各種取り揃えていますので、今、挙げた名前に1つでも反応した方は間違いなくハマれるんじゃないでしょうか? 特に“
山下達郎がジャニーズ・アーティストをプロデュースした感じ”と自ら形容した「予感」は、ジャニーズと言うよりも、まるで
カール・カールトンみたいなブラコン〜ディスコ風のフレーズが満載で、意外とそっち系の方に推薦しても良いかと・・・。とにかく奥深い才能を秘めたこの遠藤慎吾。ブレイクする前にチェックしといて、友達と差をつけちゃいましょう!!