世紀のディーヴァ、
マリア・カラス(Maria Callas)。その幽玄にしてドラマティックな歌声は、没後37年を迎えたいまも、世界の人々を魅了してやみません。カラスの生誕90年にあたる節目の2014年、ワーナーミュージック・ジャパンによる“マリア・カラス・リマスター・プロジェクト2014”としてアルバム『PURE《ピュア》』(
DVD付初回限定盤 WPZS-30031〜2 2,600円 + 税 /
通常盤 WPCS-12849 2,000円 + 税)が9月24日(水)に発売されます。なお、本アルバムの発売に先がけて、69CD+1CD-ROMから成るデラックス・ボックスセット『MARIA CALLAS REMASTERED THE COMPLETE STUDIO RECORDINGS(1949-1969)』(2564-633991 / 輸入盤)も9月23日(火)に発売されました。
『PURE《ピュア》』は、映画とも関連深い生涯を送ったカラスにちなみ、“映画に使われたオペラ・アリア”をコンセプトに収録。カラスの新ベスト盤ともいえる、充実した内容となっています。一方、『MARIA CALLAS REMASTERED THE COMPLETE STUDIO RECORDINGS(1949-1969)』は、EMI / Columbiaと Cetraへの、スタジオ録音を全て収録したもの。豪華ブックレット付きで、各ディスクはオリジナル・ジャケット・デザインによる紙ジャケ仕様となっています。
本リマスター・プロジェクトでは、1940年代から60年代にかけて収録されたすべてのスタジオ・レコーディングが、アビイ・ロード・スタジオ(ロンドン)のエンジニアの手でアナログ・マスター・テープからリマスターされています! 「数年前まで叶わなかった問題点の修正も可能になった今だからこそできたリマスタリング。実際、レコーディング現場に居るような臨場感が味わえます」――アビイ・ロード・スタジオ・エンジニアのアラン・ラムゼイは、本リマスターに際してこのようなコメントを発しています。なお、本アルバム『PURE《ピュア》』以降も、日本企画として“マリア・カラス / 名盤SACDシリーズ”が11月26日(水)にリサイタル集13タイトル、12月24日(水)にオペラ全曲集6タイトルのリリースを予定。詳しい収録内容や今後のリリース情報など、本プロジェクトの詳細についてはワーナーミュージック・ジャパン マリア・カラス特設ページ(
wmg.jp/artist/mariacallas)にてご確認いただけます。
■2014年9月24日(水)
マリア・カラス
『PURE《ピュア》』DVD付初回限定盤 WPZS-30031〜2 2,600円 + 税
通常盤 WPCS-12849 2,000円 + 税
[収録曲 / 録音年]
01.「恋は野の鳥」(ハバネラ)〜ビゼー: 歌劇『カルメン』
1964年録音 映画『永遠のマリア・カラス』 *02.「清らかな女神よ」〜ベッリーニ: 歌劇『ノルマ』
1960年録音 映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 *03.「私のお父さん」〜プッチーニ: 歌劇『ジャンニ・スキッキ』
1954年録音(モノラル) 映画『眺めのいい部屋』04.「さようなら、ふるさとの家よ」〜カタラーニ: 歌劇『ラ・ワリ』
1954年録音[MONO] 映画『ディーバ!』05.「ああ、そはかの人か」〜ヴェルディ: 歌劇『椿姫』
1953年録音(モノラル) 映画『プリティ・ウーマン』06.「花から花へ」〜ヴェルディ: 歌劇『椿姫』
1953年録音(モノラル) 映画『プリティ・ウーマン』07.「歌に生き、恋に生き」〜プッチーニ: 歌劇『トスカ』
1953年録音(モノラル) 映画『コピーキャット』08.「ある晴れた日に」〜プッチーニ: 歌劇『蝶々夫人』
1955年録音(モノラル) 映画『危険な情事』09.「亡くなった母を」〜ジョルダーノ: 歌劇『アンドレア・シェニエ』
1954年録音(モノラル) 映画『フィラデルフィア』 *10.「あなたの愛の呼ぶ声に(ミミの別れ)」〜プッチーニ: 歌劇『ラ・ボエーム』
1956年録音(モノラル)・・映画『月の輝く夜に』11.「私は卑しい召使いです」〜チレア: 歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』
1954年録音 [MONO] 映画『フィラデルフィア』 *12.「彼の優しい声が(香炉はくゆり)」〜ドニゼッティ: 歌劇『ランメルムーアのルチア』
1953年録音(モノラル) 映画『フィフス・エレメント』13.「恋はバラ色の翼に乗って」〜ヴェルディ: 歌劇『イル・トロヴァトーレ』
1956年録音(モノラル) 映画『バスキア』14.「アヴェ・マリア」〜ヴェルディ: 歌劇『オテロ』
1963年録音 映画『O(オー)』15.「今の歌声は」 〜ロッシーニ: 歌劇『セビリャの理髪師』
1957年録音 映画『市民ケーン』16.「エウリディーチェを失って」〜グルック: 歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』
1961年録音 映画『最終目的地』17.「あなたの声に心は開く」〜サン=サーンス: 歌劇『サムソンとデリラ』
1961年録音 映画『マジソン郡の橋』 *18.「シストロの鉄線が鳴り(シャンソン・ボエーム)〜ビゼー: 歌劇『カルメン』
1964年録音 映画『永遠のマリア・カラス』 ** 実際のサウンドトラックで使用されている音源(6曲)