ハロプロエッグ出身の
THE ポッシボー、
吉川 友、
アップアップガールズ(仮)の3組13人が結成した
チーム・負けん気。彼女たちの1stライヴハウスツアーが9月28日の名古屋ボトムラインからスタートした。
9月17日(水)には、チーム・負けん気として初のシングル
「無限、Fly High!!」をリリースし、今、まさに“Fly High!!”な彼女たち。初日となった名古屋ボトムラインも2回公演で約1000人の観客を動員し、開演前から熱気十分。もちろん13人もその熱気に負けない気合いに満ちあふれていた。
チームといえども、元は個々に活動をしている3組。ということで、ライヴは開始早々、3組の順番決めからスタート。ふたつのサイコロに運命を託し、やり直しなど紆余曲折もあり、9月28日初回公演は、トップバッターがアップアップガールズ(仮)、次にTHE ポッシボー、そして最後が吉川 友という順番となった。
中野サンプラザ単独公演だけでなく、この夏はアイドルとして初めて富士山頂でのライヴも成功させるなど勢いに乗っているアップアップガールズ(仮)は、名古屋でも熱く激しい。フォーメーションを目まぐるしく変えながらのパワフルでアグレッシヴなステージによってフロアが激しく揺れる。さらにこの日、彼女たちは、11月4日リリースのトリプルA面シングルから「イタダキを目指せ!」を初披露。そのライヴからは、さらなる高みを“目指す”のではなく“狙う”姿勢がこれでもかと感じることができた。
11月に初の中野サンプラザ公演を控えるTHE ポッシボーは、「さぁ来い!ハピネス」からそのステージをスタートさせる。2014年は8年目にして初の全国ツアーを実施し、各地で熱いライヴを繰り広げている彼女たち。“ライヴアイドル”として、アイドルイベントでも多くの人たちから注目を集めていたポッシボーの、ツアーを通して磨き上げたパフォーマンスは、アプガがトップバッターとして一気に引き上げたオーディエンスのボルテージを熱狂へと変えていく。
前日には初の主催フェス〈Kikkastock Music & Art festival 2014〉で5時間にわたるライヴを行なったばかりの吉川友。しかし、そんな疲れを感じさせることなく、名古屋のオーディエンスを盛り上げていく。また「世界中に君は一人だけ」で、最後のフレーズを「名古屋楽しもう」と、アドリブを効かせていくことも忘れない。なお、この公演では、前日の〈Kikkastock〉で初披露されたばかりの新曲「あまいメロディー」(10月29日リリースの両A面シングル収録)も披露
された。
そしていよいよ、3組合体のチーム・負けん気が登場する。これまでもリリースイベントなど各地で行なわれたが、あらためてこの13人が一堂に会する姿は圧巻である。まずは各組代表曲を立て続けに6曲連続でパフォーマンス。息を飲むような光景を作り出した「全力バンザーイ!My Glory!」での会場一体となったバンザイ。まるでボトムラインの箱自体が飛び跳ねているような錯覚にも陥る「ジャンパー!」。そしてステージ上から13人の“スキ”が放射される「ずっとずっと君がスキだ!」などなど、オリジナルとはまた違ったステージングは、この3組がひとつにまとまる意味を感じさせる。そんなライヴが繰り広げられていく。
「今日は初日ですけど、この後、名古屋の夜公演と、東京、大阪、仙台とまだまだ続きますが、チーム・負けん気の応援、よろしくお願いします!」──ロビン(THE ポッシボー)
「名古屋のアイドル・チームしゃちほこに代わって、チーム・負けん気が名古屋のアイドルにね!」──吉川 友
「チーム負けん気のなにくそ魂、雑草魂をメラメラに熱く燃やして、みなさんにぶつけていきたいと思います」──関根 梓(アップアップガールズ(仮)) ライヴの最後は、冒頭にも披露された、チーム・負けん気として初のシングル「無限、Fly High!!」を再度披露。ハロプロエッグとしてともに切磋琢磨した頃。各グループに別れてデビューしたものの、決して順風満帆ではなかった日々。その中でもがき、苦しみ、前だけを向いてがむしゃらに活動した期間を経て、再び集結した13人。そこには、無限の力が宿り、どこまでも行けるような、そんな可能性と力を感じさせる汗と煌き、そしてファンからの大歓声があった。
〈チーム・負けん気1stライブハウスツアー 〜本気☆勝ちます〜〉は、この後、10月11日に東京・恵比寿リキッドルーム、翌12日は大阪・umeda AKASO、そして10月25日には宮城・仙台Rensaで行なわれる。