俳優であり、監督としても『誘拐ラプソディー』などを手掛ける
榊 英雄が、
ジョージ秋山の名作を映画化。無骨な人間群像を描き上げた『捨てがたき人々』のBlu-ray&DVDが来年1月6日(火)に発売されます。
――金も仕事もなく、不細工で怠け者の男・狸穴勇介。生きることに飽きてしまった彼の足が最後に向かったのは生まれ故郷の港町。この町で両親は幼い勇介を捨て、孤独になったのだ。故郷で勇介を知るものはなく、目つきの悪い彼について誰もが怪訝そうな表情で見ていた。そんななか、ただ1人だけ笑顔で接してくれた顔に痣のある女・岡辺京子と出会う――。
互いを認めることなく出来上がった“家族”。生きていることの“幸せ”とは何か、人間の欲と深い業を描いた『捨てがたき人々』。主演は、底辺を這う男の剥き出しの魂を全身で体現し、新境地を開いた
大森南朋。そして、過酷な運命に翻弄されながらも善良さを失うまいとするヒロインに
三輪ひとみ、さらに
美保 純、
田口トモロヲ、
滝藤賢一、
内田 慈、
伊藤洋三郎ら、滋味深いキャストが揃っています。
(C)2012「捨てがたき人々」製作委員会