「ftarri」(
www.ftarri.com)のサブ・レーベル「hitorri」からリリースの最新ソロ作品『Phenomenal World』(写真)が好評のアヴァンギャルディスト、
大城 真。
Tim Olive、
川口貴大とのトリオで制作された『Airs』のリリースも控える彼が、新作個展〈strings〉を10月11日(土)から26日(日)までの2週間強に亘り、東京・三ノ輪のオルタネイティヴ・スペース「space dike」にて開催します。
レコーディング・エンジニアとして
テニスコーツや
王舟、
惑星のかぞえかた、
三富栄治などの作品に携わるほか、川口貴大、矢代諭史との“夏の大△”名義での活動も好評の大城 真。今回の個展は、低周波で振動する紐と明滅するライトを用い、それぞれに周期が異なることを利用して認識の転換を促す作品となっているようです。
また、10月19日(日)には畠中 実(ICC主任学芸員)を迎えたトーク&デモンストレーション、25日(土)には平間貴大、吉濱 翔、大城 真 + 神田 聡 +
山口晋似郎によるライヴも開催予定。
会期中の開廊時間は、土日祝が14:00から19:00、木金が15:00から19:00。月から水は休廊。なお、木金は要ご予約となっており、ご予約いただいた時間帯のみ開廊。詳しくは「space dike」オフィシャル・サイト(
spacedike.blogspot.jp)にてご確認ください。
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大城真個展
“strings”spacedike.blogspot.jp/2014/09/oshiro-strings.html低周期で振動するスピーカーの中心に括り付けられた複数の紐が部屋に張り巡らされ、その振動が紐に伝わり波の形を描いている。紐が描く波の形は紐自体の張力が個別に調整されていてそれぞれ違う。このスピーカー = 紐の振動と僅かに違う周期で点滅している光で紐を照らす事で動作と光による干渉という現象が発生し、波やその伝わり方、また紐が持つ素材感がこの動作と光の干渉の中では普段人が認識するものとは違った状態で見えている。
今回の展覧会ではこの紐や光という素材を通して、身の回りに無数に存在している“周期”というものが持つ特性を感じてもらえたらと思っています。――大城 真2014年10月11日(土)〜10月26日(日)
東京 三ノ輪 space dike
spacedike.blogspot.jp土日祝 14:00〜19:00
木金 15:00〜19:00
月〜水 休廊
※木金はご予約いただいた時間帯のみオープン。2日前までにご来場日時・人数をメールにて要連絡spacedike@gmail.com展示入場料 300円(税込)
[お問い合わせ / ご予約]
spacedike@gmail.com※ご予約時は、お名前・ご希望時間・人数をお知らせください。※本展では激しい点滅を伴う作品を展示します。健康面に不安のある方、またはお子様をお連れの方はどうかご注意ください。[トーク&デモンストレーション]2014年10月19日(日)
出演: 大城 真 / 畠中 実(ICC主任学芸員)
開場 18:30 / 開演 19:00
料金 1,000円(税込 / 別途ドリンク代)
[ライヴ]2014年10月25日(土)
出演: 平間貴大 / 吉濱翔 / 大城 真 + 神田 聡 + 山口晋似郎
開場 15:00 / 開演 16:00
料金 1,000円(税込 / 別途ドリンク代)
[大城 真 プロフィール]大城 真
1978年、沖縄生まれ。
音を出すために自作した道具、または手を加えた既製品を使ってライブパフォーマンスを行う。またそれと平行して周期の干渉を利用したインスタレーション作品を発表している。近年は川口貴大、矢代諭史とのユニット”夏の大△”としても活動している。
ftarriのサブレーベルhitorriよりソロCD"Phenomenal World"、それからDECOYより夏の大△のDVD“夏の大△”等のリリースがある。
主なイベント、展覧会に“夏の大△”(2010, 大阪 梅香堂)、“Mono-beat cinema”(2010, 東京 ICC)、“Cycles”(2013, 東京 20202)、Multipletap(2014, ロンドン Cafe OTO)、Festival Bo:m(2014, ソウル Seoul Art Space Mullae)等。