7月に発売の最新3rdアルバム
『ピカピカふぁんたじん』(写真)が好評の
きゃりーぱみゅぱみゅ。8月から9月にかけて行われたホール・ツアー〈ピカピカふぁんたじんツアー きゃりーぱみゅぱみゅの雲の上のHEAVEN'S DOOR〉に続き10月から東名阪で開催されていたアリーナ・ツアー〈ピカピカふぁんたじんツアー きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっくTOY BOX〉が11月9日(日)、東京・国立代々木競技場第一体育館公演にてツアー・ファイナルを迎えました。
「PON PON PON」での登場から3年の時を経て、原点回帰の意味合いを込めてポップ、サイケデリック、グロテスクというきゃりーらしいテーマでおもちゃ箱の世界を作り上げた今回のツアー。中世の貴婦人を思わせる純白の衣装で登場したきゃりーは、「もったいないとらんど」で会場を暖めると、原点を振り返るように「チェリーボンボン」「スキすぎてキレそう」「jelly」をメドレーで披露しました。
“ジャンピィ&ラッピィ”と名付けられた2人のダンサーによるアクロバティックなパフォーマンスが会場を沸かせると、ステージセットとリンクしたデコラティヴな衣装にチェンジしたきゃりーが再登場し、「お客さんの顔を近くで見たくて」場内を巡るように設置されたという花道を存分に使ったパフォーマンスを披露。「Ring a Bell」では新生きゃりーキッズとの共演も果たしました。「シリアスひとみ」「ファッションモンスター」では、本人が「ちょいちょい失敗する」「リスクが高い」と語る早替えのイリュージョンに挑戦。箱に入ると一瞬にして水玉のワンピース、金色の紙吹雪が降り注ぐと蒸着ばりの速さでゴールドのワンピース、そして白煙と共にフェミニンな赤と黒のミニドレスと3回の早替えに成功し、会場の喝采を浴びました。
「み」ではステージセットの一部となっていたクマが巨大化、立ち上るバーナーで会場はバトルモード。「きらきらキラー」と共にボヘミアン・テイストのアシンメトリックなドレスとイチゴのヘッド・ドレスを纏って再登場したきゃりーがイチゴ型光線銃を手に、緑色のレーザーでクマを鎮め一見落着。「みんなのうた」「ファミリーパーティ」「エクスプローラー」を披露して本編を締め括りました。
アンコールに応えて再び現れたきゃりーは、これまでステージではほとんど見せたことのない涙声。昨今の自身を取り巻く状況から、引退も考えていたことを吐露し「今日でアリーナツアーが終わります。本当に感動しました。デビューして3年たちましたが、ひとりでアリーナ2日も埋められるのかすごく不安でした。でも小さなお子さんから大人の方までこんなにたくさん集まってくださって……ありがとうございます」と感謝を述べ、おなじみの「CANDY CANDY」「ちゃんちゃかちゃんちゃん」でツアーの最後を飾りました。
なお、この日の模様は12月21日(日)21:00よりWOWOWにて放送されることが決定しています。