シンディ・ローパー 2004/03/04掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
春一番の大ニュースです!! なんと
シンディ・ローパー、幻のアルバム
『シャイン』(EICP-358 \2,520(税込))が4月21日に発売されることになりました!! しかも日本国内のみでのリリースです!!
昨年はスタンダード・ナンバーをしっとりと歌ったカヴァー作品
『アット・ラスト』(写真)を発表したり、その前は楽しいクリスマス・ソング集
『メリー・クリスマス・・・ハヴ・ア・ナイス・ライフ!』を発表したりと、ペースはゆっくりでありながら、ちゃんと新作を届けてくれるシンディ。その姿勢に感謝ではもちろんあるものの、僕等が望んでいるものと、ちと違うはずのが正直なところ。もちろん、両作品ともシンディらしさが出た素晴らしい作品ではありましたが、ロック・ヒストリーの夜空に燦然と輝き、今も僕等を照らし続ける永遠の名盤
『シーズ・ソー・アンユージュアル』の洗礼を受けたリアルタイムのファンにとっては、クリスマス曲やスタンダード曲では、どうしても満足できないのが本音。狂おしいほどのロック・チューン「マネー・チェンジズ・エヴリシング」や、心から切なさが込み上げる名バラード「オール・スルー・ザ・ナイト」など、もう一度、あんなキラキラしたシンディ節が聴きたいと思うのが、ファンの共通した願望ですよね?
・・・と言うわけでその願望を叶えるべく登場するのが、今回リリースされる『シャイン』。このアルバムは、2001年にインディーズに転じて制作された唯一のアルバムで、全米では5曲入りのミニ・アルバムとしてリリースされたもの。もちろん、オリジナルのフル・アルバムとして登場するのは今回が初めてのことです。
その作風は近年のアダルト路線のシンディとは180度違って、ポップでロックでメロディックな、まさに往年の彼女を彷彿とさせる内容となっているという本作。気になるコンポーザーには、ジャズの帝王マイルス・デイビスも惚れ込んでカヴァーした、泣く子も大泣きするシンディの代表曲「タイム・アフター・タイム」を書いた、元
フーターズのロブ・ハイマンや、なんと教授こと
坂本龍一も参加しています!! 豪華ゲスト陣が集まったシンディ印全開の本作が、何故に今日までこのような冷遇を受けたのかは不明ではありますが、こうなっては日本に生まれたことに、ただただ感謝するのみ!! トップ・シークレットではございますが、来日公演の交渉も進んでいるみたいですので、実現すればこんな嬉しい事はなし!! いやはや楽しみです。
●シンディ・ローパー『シャイン』
(01) Shine
(02) Hard To Be Me
(03) Madonna Whore
(04) Wide Open
(05) Rather Be With You
(06) Who Let In The Rain
(07) Comfort You
(08) Eventually
(09) Valentino
(10) This Kind Of Love
(11) Higher Piane
(12) Waters Edge
(13) I Miss My Baby