民間犯罪捜査員のマイケル・ナイトが、高性能人工知能“キット”を持つ特殊装備を搭載したドリームカー“ナイト2000”と共にさまざまな事件を解決する、80年代・海外ドラマの金字塔『ナイトライダー』。全世界初となるBlu-ray BOX発売を記念し、11月26日（火）にはパナソニックセンター東京でイベント〈ナイトライダー スペシャルナイト〉が開催。当時から吹き替えを担当している、ささきいさお（マイケル役）、野島昭生（キット役）によるトークショーほか、スペシャル・ゲストとしてナイト2000〈K.I.T.T.〉も登場し、大盛り上がりのイベントとなりました。

　本作の予告編が上映された後、パナソニックのカーナビゲーション「Strada RX01」を搭載したナイト2000〈K.I.T.T.〉が招待客の前に初お披露目。野島昭生が「たくさん可愛いくて、綺麗な女性も集まっているね」、マイケル役のささきいさおが「雨の中、始まるまで並んでくれたなんて、嬉しいね」と、生アテレコさながらに、名コンビぶりのかけ合いを披露すると、場内からは歓声が巻き起こる。

　ささきと野島の2人に加え、『ナイトライダー』で日本語吹替演出をした壺井 正、海外ドラマ評論家の池田 敏もゲストに加わったトークショーでは、吹き替えが存在しなかった10エピソードをオリジナル・キャストで新規収録したことに関して、「みんな揃うか心配だった。でも30年経っても変わらなかった」（壺井）、「当時と同じ声が出来るか心配だった」（野島）と語り、「最近、スタローンの声ばかりやっていたから、高い声が出なくて最初は苦労した」（ささき）との本音も。

　また、コンピューターっぽくなりすぎるとNG、フレンドリーすぎるのもNGと、キットの声を定着させるまで苦労したということで、印象的なエピソードは全員同感のシーズン1の第1話。回を重ねるごとに絶妙なかけ合いを披露できるようになったとのこと。この日もそのコンビネーションを象徴するかのごとく、ささきが黒の革ジャンに赤いシャツ、野島が茶色の革ジャンに赤いシャツと『ナイトライダー』を象徴する赤の衣装で登場、その息は抜群。

　最後に壺井は、「このブルーレイを観てもらうと、改めてマイケルが女好きだと分かる」とジョークを交え、野島は「観ていただいて、どんどん他の方にも宣伝してください！」とファンにアピール。「今観ると、本当に新鮮。ストーリーは単純だけど、セリフのかけ合いが本当に面白い作品。ぜひ観てください」と、ささきがコメントを寄せ、スペシャル・ナイトは幕を下ろしました。