2004/03/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
かつて日本のCMでも使われた、名バラード「すべては風の中に」のヒットで知られる、アメリカン・プログレッシヴ・ロック・バンド
“カンサス”(写真は
『暗黒への曳航』)。壮大なスケールを感じさせるドラマティックな楽曲がメインな彼らにおいて、異色とも思えるその曲を書き、黄金期を支えたのが、バンドのオリジナル・ギタリストであった、ケリー・リヴグレンのこと。そのケリーがカンサス結成以前に在籍し、またその後、カンサスの母体へとなったバンド
“プロト・カウ”が、最近になって、約30年という月日を経て再結成を果たしたそうで、まずその手始めとして、2002年に、カンサス結成以前の未発表音源を集めたレア・トラック集『Early Recordings From Kansas 1971-73』をリリース。カンサスへ至るまでの試行錯誤が痛いほど伝わってくる、カンサス・ファンには堪らない作品となっていただけに、その後の彼らの動向を気にしていた方もいたかと思いますが、そんな“プロト・カウ”が、ついにオリジナル・アルバムの新作をリリースすることになった模様です。
『ビフォア・ビケイム・アフター』と名付けられた今作は、ケリー・リヴグレンがカンサス結成以前に作曲していた5曲に新曲を加えた内容となるもので、日本盤は現在までのところ、4月25日にリリースされる予定。また、今作は、通常盤(MAR-04909\3,000(税込))に加え、ライヴ・ヴァージョンやシングル・エディットなどが収録されたボーナス・ディスク付き限定盤(MAR-04907〜8\3,990(税込))も同時リリースされる予定ですので、お買い求めはお早めに。なお、その気になる収録予定曲は下記のとおりです。
(01) Alt. More Worlds Than Known
(02) Words Of Honor
(03) Leaven
(04) Axolotl
(05) Quantum Leapfrog
(06) Greenberg,Glickstein, Charles
(07) Gloriana
(08) Occasion Of Your Honest Dreaming
(09) Heavenly Man
(10) Theophany
【ボーナス・ディスク】
(01) Belexes (Live)
(02) It Moves You
(03) Words Of Honor (Single Edit)
(04) Proto-Kaw Video Interview