1975年に
細野晴臣、
鈴木 茂、
林 立夫、
松任谷正隆からなるユニット、
ティン・パン・アレーへ参加、76年にはソロ活動もスタートし、数々のアーティストを手がけた
佐藤 博。近年では、
DREAMS COME TRUE〈史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007〉の音楽監督や、
青山テルマ「そばにいるね」のサウンドプロデュースなど常に第一線で活躍、2012年10月にこの世を去るまで、多くの作品を残しています。
そんな彼が1982年、カナダの女性ヴォーカリストであるウェンディ・マシューズをフィーチャーし、バックトラックのほとんどを自身の多重録音で仕上げた4thアルバム『アウェイクニング』(ギターにのみ
山下達郎、鳥山雄二、
松木恒秀が参加)が、12月10日(水)に
2枚組スペシャル・エディションとして復刻。
Disc1は“原点回帰”として、1982年のアナログ・レコード発売当時のオリジナル・ヴァージョンを収録。Disc2には、未発表音源としてヴォーカル曲の“Off Vocal Track”“Off SE(波の音)Track”の8曲を収録し、各曲とも敢えてDisc1のオリジナルの尺に合わせることはせず、残された音源をフルサイズで収められています。さらに、1986年の初CD化の際に収録された「BLUE AND MOODY MUSIC(WENDY'S VERSION)」、2005年に佐藤自らがリミックスした「IT ISN'T EASY」の2曲もあり。
また、アルバム制作当時のレコーディング&ミックス・エンジニアである小池光夫による最新リマスタリングを施し、高品質CD“Blu-spec CD2”での発売で、当時の音を忠実に再現しています。詳細はオフィシャル・サイト(
www.110107.com/hiroshi_awakening)でご確認を。
打ち込みの無機質さを全く感じさせない、メロウでソウルフルなサウンドを醸し出し、“ジャパニーズ・ポップスの永遠の名盤”との誉れも高い『アウェイクニング』。スペシャル・エディション盤のライナーノーツを担当した
冨田ラボは、「自身の音楽に最も影響を与えてくれたアルバム」とコメントしています。