今年7月に日本独自EPをリリース、8月には〈SUMMER SONIC 2014〉に出演し、堂々としたパフォーマンスを集まった観客に見せつけた、リヴァプール発の4ピース・ガレージ・ロックバンド、
サーカ・ウェーヴス(Circa Waves)。アルバム発売前から何かと話題性に富んでいた彼らですが、ついに待望のデビュー・アルバム『ヤング・チェイサーズ』を2015年3月にリリースすることが発表されました(日本盤詳細は後日発表)。
ヴァセリンズ、
ラナ・デル・レイらを手がけたダン・グレッチをプロデューサーに迎え、ロンドンの歴史的RAKスタジオにて2014年夏にレコーディングされた今作は、彼ら特有のシンガロングできるアンセム的楽曲を多数収録。フロントマンであるキエランが、今UKに実在する優秀なソングライターのひとりであることを証明する作品となっています。
そんなキエランは今作について次のように語っています。「リヴァプールで育った僕にとって、つねに惹かれたのはバンドだった。個人ではなく、バンド。このアルバムを聴く人にもそういった“バンド”の一員になったような気持ちになってほしい」「サーカ・ウェーヴスの音楽はいつだってフラストレーションとねじれたノスタルジアから生まれてきた。16歳で退学して、冴えないバイトをしながら芽が出ず誰の目にもとまらないバンドでプレイしてきたから、このアルバムではそういった経験について歌ってる。まずそこを語らないと、次へ進むことはできないからね。それから、ライヴ感覚でレコーディングするっていうことも僕らにとっては必須条件だった。スタジオにいながらもその激しさが作品には表れてるんじゃないかな」
2013年12月にデビュー・シングル「Get Away」をリリースした彼らは、翌年4月には
インターポール、
テンプルズ、
ロイヤル・ブラッドらとNMEアワード・ツアーを決行。夏にはレディング、リーズ、グラストンベリーと本国主要フェスのほか、サマーソニック2014出演のため来日も果たしました。さらにその後、憧れのバンド、
リバティーンズのサポートに抜擢され、11月にはUK単独ツアーを完売させるまでに成長。アルバム・リリース後の4月には2,000人収容のシェパーズ・ブッシュ・エンパイア公演を含む、バンド史上最大キャパのUKツアーが予定されています。
そしてなんと2015年1月にはアルバム・デビュー前にも関わらず単独来日公演が決定! 同時に
THE 1975のサポートも務めることがあわせて発表されるなど、これからもますます話題をふりまいてくれることが期待されます。
現在最新楽曲「Fossils」のミュージック・ビデオが公開されているほか、来日に際してメンバーから日本のファンに向けた動画コメントも公開中ですので、こちらもお見逃しなく。