2012年、『ルチアーノ・ベリオ論〜注釈技法の研究とその起源を巡って』と題された一連のリサイタルシリーズと博士論文により、サクソフォン奏者として初の博士号を取得したスペシャリストの
佐藤淳一が、3月17日(火)の東京オペラシティ リサイタルシリーズ〈B→C〉に登場します!
「この楽器の魅力はほかの楽器やジャンルにどんどん飛び込み吸収できる貪欲さと、それらを十二分に表現できること」と語る佐藤は、音楽の授業をきっかけにリコーダーにハマり、その後10歳よりサクソフォンを始めたとのこと。その後洗足音楽大学、同大学院を経て、東京藝術大学大学院にて博士号を取得し、サクソフォン界でも話題を集めました。
〈B→C(ビートゥーシー):バッハからコンテンポラリーヘ〉は、1998年に始まって以来、大好評を博す名物シリーズ。
バッハ作品と現代作品を軸とし、演奏家が自由にプログラムを組むことによって、さまざまな〈B→C〉を聴くことのできるリサイタルシリーズです。
〈B→C〉に“B”のつく作曲家・芸術家(B→B)を重ねた今回のプログラム。国も作品スタイルも時代も違う音楽から、それぞれの繋がりや変化の違いを感じつつ、サクソフォンの魅力を最大限に伝えます。縦横無尽にジャンルを駆け巡り、他の楽器の音楽も貪欲に吸収し、新しい世界を十二分に表現できるサックスの醍醐味を味わえる絶好のチャンスです!
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〈B→C バッハからコンテンポラリーへ 170 佐藤淳一(サクソフォン)〉www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=61412015年3月17日(火)
東京・東京オペラシティ リサイタルホール
開演 19:00
[出演]
サクソフォン: 佐藤淳一
ピアノ: 羽石道代
エレクトロニクス: 有馬純寿
[曲目]
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008(brsソロ)
J.t.フェルドハウス: ザ・ガーデン・オブ・ラブ(2002)(ss, サウンドトラック)
ブラームス: ソナタ 変ホ長調 op.120-2(原曲: クラリネット・ソナタ第2番)(as, ピアノ)
ブリテン: オウィディウスによる6つの変容 op.49(1951)(ssソロ)
ベリオ:セクエンツァVIIb(1969 / 93)(ssソロ)
ブーレーズ:二重の影の対話(1982〜85)(ss&as, ライブ・エレクトロニクス)