ジャズ・ヴォーカリスト / ピアニストとしての
ダイアナ・クラール(Diana Krall)の世界的な人気を決定付け、キャリアのエポックにもなった、2001年12月のパリ / オランピア劇場でのライヴが待望の初Blu-ray化。
『ライヴ・イン・パリ』(YMXA-10579 5,000円 + 税)は3月4日の発売です。メンバーは
ジョン・クレイトン(b)、
アンソニー・ウィルソン(g)、ジョン・パイサノ(g)ほか。伝説のアレンジャー、
クラウス・オガーマンがストリングスを指揮しています。今回のBlu-ray化では、スタジオ・マスターのクオリティに近いと言われるDTS HDマスターを使用。格段に向上した音質が体験できます。
収録曲は
ハロルド・アーレン、
コール・ポーター、
ジョージ・ガーシュウィンらのスタンダード、そして
バート・バカラック /
ハル・デヴィッドの名曲や
ジョニ・ミッチェルのカヴァーなど。スタンダードの歌い手として、そしてピアノ演奏ではその情感豊かな解釈で、まさに第一人者しての風格を目の当たりにできる決定版的な映像です。
今回のDTS HDマスターでは、ビアノ・タッチ、ドラムスのブラッシュ・ワーク、ベースのシングル・トーンの広がりなどがさらにクリアになっています。とりわけ、このライヴ映像でのもうひとつの主役、クラウス・オガーマンと
アラン・ブロードベントの指揮によるヨーロッパ交響楽団の音色はすばらしく、
ナット・キング・コールでお馴染みの「ラヴ・レター」や「レッツ・フォール・イン・ラヴ」「アイ・ゲット・アロング」をはじめとするストリングスの音色の繊細さ、美しさはさらに際立ったものとなっています。