“高い音楽性と低い腰”をモットーに全国各地で演奏を続ける日本屈指のライヴ・バンド、
スターダスト☆レビュー。そんな彼らの地元である、埼玉県熊谷市に古くからあるホール「熊谷会館」が3月31日(火)で閉館になることを受け、同郷の
馬場俊英と共に、熊谷会館の最後のライヴ・イベント〈「困るぜ!熊谷」 〜さようなら、熊谷会館〜〉を開催しました。
今回のイベントは、「この熊谷会館はスターダスト☆レビューの音が一番数多く染みこんでいるはず。閉館を知った時、熊谷にゆかりのあるミュージシャンを呼んで、熊谷会館に対する感謝の気持ちも持って弔えたら一番いいのかなと考えた。ありがとう、という気持ちが出るコンサートを、ここ熊谷会館で最後に出来ればうれしい」という
根本 要(g, vo)の思いに、同じく熊谷が地元の馬場俊英(寄居町出身)が賛同し企画。チケットは即日完売となり、全国から約1,500人もの観客が集まりました。
当日、根本は「今日は熊谷会館の最後の日ということで、地元出身のたくさんのミュージシャンが集まってくれました。みなさんも僕らと同じ気持ちになって、熊谷会館の壁に声援が染み込むように、最後まで楽しんでいってください」と挨拶し、スターダスト☆レビューのアカペラでおくる「故郷」からイベントはスタート。
この日はスペシャル・ゲストとして、
ブラザートム(熊谷市出身)、スターダスト☆レビューのアマチュア時代の前身バンド“アレレのレ”初代キーボーディストである杉田 裕(
THE JAYWALK / 熊谷市出身)、
加藤ひさし(
ザ・コレクターズ / 熊谷市出身)を迎え、それぞれの想いを語りながら、各々の楽曲やスターダスト☆レビューとのコラボレーションなどを披露。
アンコールにはサプライズ・ゲストとして、
さだまさしが登場。さだは熊谷出身ではありませんが、代表曲「雨やどり」は1977年に熊谷会館でライヴ収録されたものが発売されていたのだとか。そしてこの日ももちろん「雨やどり」を歌い、会場を大いに盛り上げる。
最後は出演者全員がステージにあがり、スターダスト☆レビューの「今夜だけきっと」を熱唱。全21曲、トータル3時間に及ぶステージをもって、熊谷会館は44年の歴史に幕を下ろしました。
5月にはデビュー35年目を迎えるスターダスト☆レビューは現在、昨年10月からスタートした全国ツアー〈STARDUST REVUE LIVE TOUR『SHOUT』〉を開催中。5月27日(水)には、 BSジャパン開局15周年特別企画『松本清張ミステリー時代劇』(4月7日放送)主題歌に決定したニュー・シングル
「おぼろづき」がリリースされます。