山中千尋 2004/04/21掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
澤野工房初の日本人ミュージシャンとして、マニアックに登場した
『Living Without Friday』でジャズ・ファンを驚かし、続く
『When October Goes』で広く名を世に知らしめた、
山中千尋。“HMV Jazz Awards 2003”で「HMV大賞(Record of The Year)」と「ベスト・ジャパニーズ・ジャズ・アルバム賞」の2部門受賞という快挙を成し遂げ、また、HMV年間チャート(モダン・ジャズ部門)33週連続で第1位をキープしたという、実力派ジャズ・ピアニストである彼女。33週間連続で1位をキープすることなど、ジャズのチャートでは異例のことで、しかも彼女はインディーズ・レーベルに所属している方ですから、いやはや凄いです。
そんな彼女が遂に待望のニュー・アルバム
『Madrigal』(AS-038 \2,500(税込))を5月10日に発売します!! これまでは地味なイメージだった彼女ですが、今回のジャケットでは何と青い花柄のワンピースを着用して、大きくイメージ・チェンジ!! 誰もが「移籍したのか?」と勘違いしてしまうほど、おそらく澤野工房史上、最もポップでアバンギャルドなジャケット・デザインとなっています!! そんなポップなデザインとなったのも、より多くのリスナーに本作をアピールするためだと思わすほど、今回は内容がさらに充実しています!
まず、ビートの種類がこれまでになく多彩!! そのリズム・パターンに応じて、2人のドラマーを使い分け、2つのトリオで録音するといった贅沢+新しいアイデアが取り入れられています。ベースはお馴染みの
ラリー・グレナディアが担当。(1)(3)(4)はロドニー・グリーン、それ以外は
ジェフ・バラード(!)が担当していますよ。
【収録予定曲】
01.Antonio's Joke
02.Living Time Event V
03.Madrigal
04.Ojos De Rojo
05.School Days
06.Salve Salgrigio
07.Caravan
08.Lesson 51
09.Take Five
前作でニューヨーク・マンハッタン・ジャズの伝統を感じさせた彼女。ニューヨーク・トリオによるツアーも大成功させ、日本を代表する・・・と言うよりも、“ニューヨークを代表するピアニスト”と言っても過言ではない活躍をみせただけに、本作も世界中で話題になること間違いないはずです!! ぜひとも購入しておきましょう!!