2004/04/23掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
「彼女は知ってるのか?(以下ネタバレのため自粛。詳しくはDVDで『Vol.1』をチェック!)」という、反則スレスレなビル(
デヴィッド・キャラダイン)の台詞で幕を閉じた『Vol.1』から、ちょうど半年。ホントに、ホントに待ってました! 『キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー』が明日4月24日から、全国松竹・東急系劇場にて遂に公開されます!!!
舞台を中国とメキシコに移した本作は、コミカルとさえ思えるほどの悶絶バイオレンス・アクションで観客を圧倒した『Vol.1』とはガラリと趣きを変え、より登場人物の内面に迫る作品となっています。
結婚式のリハーサル最中に突如襲撃を受けた、
ユマ・サーマン演じるザ・ブライド(本名:×××)。奇跡的に一命を取り留めたブライドが復讐を誓う相手は、もちろんビルその人。しかしその前に立ちはだかるのは、ビルの弟であるバド(
マイケル・マドセン)とエル・ドライバー(
ダリル・ハンナ)。一癖も二癖もある名うての殺し屋たち(特にダリル・ハンナの演技は爆笑モノ)を向こうに回し、ブライドが突き進む復讐への道。そしてその先に待っていたものは・・・
というストーリーは置いといて、映画ファンとして楽しみなのは、やっぱり
タランティーノが引用したシーンの元ネタ探し。劇場版の予告編で使用された、ブライドが砂漠を歩いてくるシーンを見てピン!と来たアナタはかなりのカンフー映画オタク! そう、あのシーンはビルを演じるデヴィッド・キャラダインがカンフー・スターの座に登り詰めた名作TVシリーズ『燃えよ! カンフー』のワン・シーンからの引用です。また、ヘンテコな長笛を吹くキャラダインの姿から思い出されるのは・・・そう、こちらもキャラダイン主演の『ロング・フルート』。他にも様々なシーンに盛り込まれた元ネタを発見して1人でニヤニヤする、それもタランティーノ作品の楽しみ方の一つでしょう!
そうそう、タランティーノ映画の世界を彩るサントラについても、この場で触れないわけにはいかないでしょう。シバリーの「グッドナイト・ムーン」、『続・夕陽のガンマン』で使用されたモリコーネ作品「イル・トラモント」や『さすらいのガンマン』からの「ア・シルエット・オブ・ドーム」など、全編にマカロニ・ウエスタン臭をプンプンさせながらも『Vol.1』で話題を呼んだ梶芽衣子の「恨み節」を収録するなど、タランティーノのオタク趣味(もちろんイイ意味で)が全開の一枚。こちらも映画同様、要チェックです!
『Vol.1』と比較して台詞を多用し、登場人物の感情を露に表現するなど、よりタランティーノらしい作品に仕上がった『キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー』。タランティーノ流マカロニ・ウエスタンなのか? それともマカロニ・ウエスタンの衣装を纏った時代劇へのオマージュなのか? そして前作(というか、すべてのタランティーノ作品)同様、ふんだんに盛り込まれた元ネタは? 答えは、劇場に足を運んで確かめましょう!
さて、CDJournal.comでは『キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー』の公開を記念して、特製ポスターとプレスをセットで10名様にプレゼントします! 応募方法は下記の通り。
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締め切りは、5/11(火)。多数のご応募をお待ちしております! なお、当選発表は発送をもって代えさせていただきます。当選についてのお問い合わせはご遠慮下さい。
*プレゼントの応募は5/11をもって締め切らさせて頂きました。たくさんのご応募ありがとうございました。