ポール・マッカートニー 2015/04/22掲載(Last Update:15/05/27 09:44)
4月20日(月)早朝、関西国際空港から妻のナンシーと共に、〈OUT THERE JAPAN TOUR 2015〉のために日本入りした
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)。到着後は疲れも見せず、明くる日に控える京セラドーム大阪公演の最終事前リハーサルへ臨みました。
昨年の体調不良による無念の公演中止から約1年、「必ず日本に戻る」と公言していたポール。ツアー初日の会場となった京セラドーム大阪には4万人のファンが詰めかけ、ポールは開演予定時刻より40分ほど遅れた午後7:10にステージへ登場。左手の握りこぶしを高々と上げ、観客の大歓声に応えました。
ステージは2013年の来日公演では披露しなかった
ザ・ビートルズ「マジカル・ミステリー・ツアー」で開幕、MCでは「マイド、オーサカ! カエッテキタヨ!」「コンバン、マタ、ニホンゴ、ガンバリマス!」と日本語を披露。
冒頭から熱いロック・ナンバーを立て続けに4曲演奏するなど、快調そのもののポール。その後もビートルズから
ウイングス、ソロと、自身のキャリアを代表する名曲を繰り出し、日本でもゴールドディスクの大ヒットとなったアルバム『NEW』(2013年)からは「セイヴ・アス」「NEW」「クイーニー・アイ」の3曲、さらにTVゲームのために書き下ろした現時点での最新曲「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」を世界初披露しました。
なお、今回もセットリストの全37曲中、23曲がビートルズという大満足のセットリスト。「ブラックバード」「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」「イエスタデイ」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」など、録音当時のオリジナルのキーのまま歌われる名曲の数々、客席の中には感激のあまり涙ぐむ姿も。
2回のアンコールが終わり、「マタアイマショウ、オオサカ! ホナマタ!」という言葉を残しステージを去ったポール。2時間45分に及ぶ長時間のライヴながら、エネルギッシュなパフォーマンスを全編にわたって繰り広げ、4万人の観客を圧倒しました。