ニュース

ロリン・マゼール(1930〜2014)最後の輝きを刻印した『ヴェルディ: レクイエム』がリリース

ロリン・マゼール   2015/05/13 16:57掲載
はてなブックマークに追加
 2014年7月13日、84歳で世を去った巨匠、ロリン・マゼール(Lorin Maazel)。彼の追悼盤として、亡くなる5ヵ月前にミュンヘン・フィルと演奏した『ヴェルディ: レクイエム』(SICC-30224〜5 3,000円 + 税)が5月20日(水)に発売されます。

 オペラも含めて幅広いレパートリーを網羅していたマゼールですが、古今の宗教曲でも指折りの名曲『レクイエム』は、1990年(モスクワ・フィル)と2007年(トスカニーニ没後50年・トスカニーニ響)の2種のライヴ映像がDVD化されたことがあるのみで、LP、CD時代を通じて録音はありませんでした。マゼールは2014年4月以降公演をキャンセルし、さらにミュンヘン・フィル音楽監督からの降板も表明したので、この『レクイエム』はマゼールによるほぼ生涯最後の演奏記録のひとつということになる貴重な録音です。

 ソリストも現在望みうる最高の布陣で、バレンボイム指揮ミラノ・スカラ座との同曲でも圧倒的な名唱を示したハルテロス(S)のほか、バルチェッローナ(Ms)、ツェッペンフェルト(Bs)、そして2013年の新国立劇場『リゴレット』(マントヴァ公)で来日し朝青竜のそっくりさんとして話題になったテノールのウーキュン・キムが起用されています。プロデュースは、DGの名プロデューサーとして幾多の名盤を生み出してきたライナー・マイヤールです。

■2015年5月20日(水)発売
『ヴェルディ: レクイエム』
SICC-30224〜5 3,000円 + 税

[収録曲]
ヴェルディ:
レクイエム(死者のためのミサ曲)

[演奏]
アニヤ・ハルテロス(S) / ダニエラ・バルチェッローナ(Ms) / ウーキュン・キム(T) / ゲオルク・ツェッペンフェルト(B) / ロリン・マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮: アンドレアス・ヘルマン) / ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

[録音]
2014年2月6日, 7日, 9日 ミュンヘン“フィルハーモニー・ガスタイク”
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015