さる4月25日(土)、東京・六本木ヒルズを中心とした一帯で開催された〈六本木アートナイト2015〉。街全体がにぎわいを見せるなか、女子高生にしてメジャー・デビューを果たしたアーティスト、
DAOKO(だをこ)のライヴが行なわれました。
このライヴは、“アートとデジタルをつなぐ。ここから未来が加速する。”をテーマに、約2ヵ月にわたり開催されてきたイベント〈Accenture Career Link Events〉(主催: アクセンチュア株式会社)のフィナーレを飾った、〈Accenture Link Night〉の中で実現したもの。当日は、DAOKO「かけてあげる」のミュージック・ビデオを共に手がけた映像ディレクター / アニメーションディレクターの大野 悟氏、映像作家 / 映画監督の山田智知氏も登壇し、制作の背景などについてのトーク・セッションも。
ライヴは場内後方に設置されたステージで行なわれ、バックバンドを引き連れたDAOKOの前には透過スクリーンが設置。生のパフォーマンスと共に、MVでも使用されていたグラフィックやリリックをテロップ化したホログラム映像が次々と映し出されるという空間演出を披露。最新のデジタル映像技術と、デジタル・ネイティヴ世代のDAOKOの感性が見事にリンクしたライヴを繰り広げる。
「ニコニコ動画」への投稿がきっかけとなって注目を浴び、
中島哲也監督の映画『渇き。』(2014年)では挿入歌として起用、2015年3月には1stアルバム『DAOKO』でメジャー・デビューを果たしたDAOKO。今回は短いセットながら、大野&山田の両氏が「リアルとバーチャルの間に存在する新しい存在」と語った、その稀有な世界観をアピールするには充分すぎる、濃密な時間となりました。
■2015年4月25日(土)開催
DAOKO at Accenture Link Night
[セットリスト]
01. かけてあげる
02. 一番星
03. ミュージック
04. 高い壁には幾千のドア
05. きみ