今年は松尾清憲「ブルー・ヴァレンタイン・デイ / 僕が蒸気のようにとろけたら」がソールドアウト御礼の好評となっている漫画家 / イラストレーター・本 秀康主宰の7inchヴァイナル専門レーベル「雷音レコード」（rhion.jp）。同レーベルが新作never young beach「あまり行かない喫茶店で」（7inch vinyl RHION-10 1,000円 + 税）を6月26日（金）に発売します。

　「あまり行かない喫茶店で」は、never young beachが5月13日にリリースしたばかりの1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』からのシングルカット。B面には、同じく『YASHINOKI HOUSE』に収められている「散歩日和に布団がぱたぱたと」のシングル・ヴァージョンが収録されています。カヴァー・アートはもちろん本 秀康が担当。同氏による名作長編漫画『ワイルドマウンテン』とのリンクの数々に注目です。

never young beachは数ヶ月前にボーカルの安部くんから直接音源を手渡されて知った新人バンドです。聴いてみたら。。。最高でした！雷音レコードを始めてからいい音楽に出会う機会は多いのですが、僕が普段聴いている音楽と完全に同じベクトルでいい音楽というのは初めてだったと思います。興奮しました。バンドからは、気に入ったらアルバムに推薦文を書いてほしい、ということでしたが、僕は「それもいいけど、雷音レコードから7inchシングル・カットしようよ！」とすぐ提案しました。それほど気に入ってしまったのです。今回リリースする「あまり行かない喫茶店で」は、（メンバーに確認はしていませんが）僕の主観では『HOSONO HOUSE』 + バッド・フィンガーです。シンガーソングライターとパワーポップのありえないレベルの最高な融合！…ということで、はっぴいえんど〜細野さん周辺のデザインを一手に引き受ける名匠、岡田崇さんにジャケットデザインをお願いしました。これも素晴らしいです！CDで聴いても最高なネバヤン、アナログで聴いたら更にコクが増すはず。早く聴きたい!!!
――本 秀康