今年1月ローマ市内の病院にて逝去した故・チェスキーナ洋子を偲び、彼女が長年にわたり親交を深めた世界的指揮者
ワレリー・ゲルギエフと、彼女と縁の深い
東京交響楽団による追悼コンサートが8月5日(水)に東京・赤坂 サントリーホールで開催されることが決定しました。
世界のクラシック音楽・文化芸術に多大な貢献を果たしたチェスキーナ洋子。東京交響楽団ハープ奏者を経て、1960年に戦後初の公費留学生としてイタリア・ヴェネツィア音楽院に留学、資産家のレンツォ・チェスキーナ氏と結婚し、巨額の遺産を文化芸術の支援へ注ぎました。東京交響楽団は、チェスキーナ氏より2011年東日本大震災時の復興支援、2007年と2012年のゲルギエフ氏の招聘、2004年のイタリア・トルコツアーで楽団の活動を支えられました。
メモリアルコンサートは、第1部がゆかりの人々からの追悼の言葉(ゲルギエフ 他)、第2部が追悼演奏としてチャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」を予定。故人の思い出にひたり、ゲルギエフ&東京交響楽団の演奏も堪能できる内容となっています。
ゲルギエフ(左): V.Baranovsky、チェスキーナ(右): Yutaka Nakamura