静岡・浜松市楽器博物館所蔵の19世紀の美しいアップライトピアノ4台で、
ドビュッシーや
フォーレ、
プーランク、
フランセ、
ブルグミュラー、
ラヴェルらの作品が奏でられるアルバム
『美しいアップライトピアノ 〜連弾の悦び〜』(LMCD-2032 2,900円 + 税)が6月7日(日)にリリースされました。
身近な楽器として親しまれている楽器、アップライトピアノ。グランド・ピアノに比べて音色やタッチ、響きなどの点で劣る家庭用の楽器と思われがちですが、その起源は古く、18世紀半ばにまでさかのぼります。ドビュッシーやショパンはアップライトピアノ独特の軽いタッチや甘い音色を積極的に奏で、シューマン夫妻は子供が生まれて以降、小さいながらも愛らしい音のするアップライトピアノを好むようになったそうです。
コンサートホールできらびやかに輝く音楽とは違った存在の、家庭内の時間を潤すアップライトピアノの音楽。懐かしい音色が胸に秘めた思い出をくすぐり、新たな驚きとともに楽器の可能性をおしえてくれるアルバムの登場です。