RUSH 2004/05/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
日本でもファンの多い、カナダの国民的バンド
“ラッシュ”。メンバーに突如襲った家族の不幸などによって、バンド活動を長らく停止してしまった時期もあった彼らですが、スタジオ最新作
『ヴェイパー・トレイルズ』を2002年に、ライヴ盤
『ラッシュ・イン・リオ』(写真はCD版)を2003年にそれぞれ発表するなど、ここ数年は精力的な活動を行い、ファンを大いに喜ばせてくれている彼ら。そんな彼らも今年でデビュー作
『閃光のラッシュ』発表から30周年を迎えたそうで、その記念すべき年を自ら祝したニュー・アルバム
『FEEDBACK』を6月29日にUSにてリリースすることになりました!
バンドの頭脳ニール・パートが“30周年を祝うやり方として、自分たちのルーツに戻って影響を受けたミュージシャンに敬意を払うことにした”と本作について語っているように、本作はラッシュ史上初となる“カヴァー・アルバム”となる予定。“かつて、とても苦労してコードをコピーしたり、ドラム・パートを真似た曲を今ならきちんと演奏できると思ったから”とニール・パートが語るように、メンバーがまだ13〜14歳であった頃に必死で覚えたという、ヤードバーズ、バッファロー・スプリングフィールド、ザ・フー、クリーム、ラヴ、エディ・コクランの楽曲をカヴァーしているそうです。彼らがカヴァー曲をレコーディングすること自体がかなり異例なことだけに、ファンにとってはかなり貴重な作品といえる本作。願わくば、本作の日本盤化に加えて、海外で同時期に開催される記念ツアーも日本で開催されて欲しいものです。
(01) Summertime Blues (エディ・コクラン)
(02) Heart Full Of Soul (ヤードバーズ)
(03) The Seeker (ザ・フー
(04) For What It's Worth (バッファロー・スプリングフィールド)
(05) Mr. Soul (バッファロー・スプリングフィールド)
(06) Shapes Of Things (ヤードバーズ)
(07) Seven & Seven Is (ラヴ)
(08) Crossroads (クリーム)
*()内はオリジナル・アーティスト