昨年は全米ツアーを行い多くのファンを感動させた、サイモン＆ガーファンクル。そのツアーの成功により、今年も新たなツアーがどうやら計画されているそうですが、そんななか、USでは、ポール・サイモンのソロ・キャリアを総括したボックス・セット『The Studio Recordings - 1972-2000』が6月29日にリリースされることになった模様です。

　タイトルにもあるように本ボックスは、1972〜2000年かけて彼が発表した9枚のスタジオ・アルバムを集めたもので、収録曲全てにデジタル・リマスタリングが新たに施されているとのこと。また、さらにボーナス・トラックが各作品毎に数曲づつ追加収録される予定もあるそうです。各ディスクに追加されるボーナス・トラックの詳細は下記のとおり。

●『ポール・サイモン』（72年作）
　「Me and Julio」を含む3曲のアウトテイクが追加収録。

●『ひとりごと（原題：There Goes Rhymin' Simon）』（72年作）
　「Loves Me Like a Rock」のアコースティック・ヴァージョンを含む4曲の未発表曲を追加収録。

●『時の流れに（原題：Still Crazy After All These Years ）』（75年作）
　「Slip Slidin' Away」のデモ音源を含む3曲の未発表曲を追加収録。

●『ワン・トリック・ポニー』（80年作）
　「Spiral Highway」「Soft Parachutes」を含む4曲の未発表曲を追加収録。

●『ハーツ・アンド・ボーンズ』（83年作）
　「Renee and Georgette Magritte With Their Dog After The War」のアコースティック・デモ音源を含む全4曲の未発表曲を追加収録。

●『グレイスランド』（86年作・写真）
　「Homeless」のデモ音源を含む全3曲を追加収録。

●『リズム・オブ・ザ・セインツ』（90年作）
　「Born at the Right Time」のデモ音源を含む全4曲を追加収録。

●『ザ・ケープマン（原題：Songs From the Capeman）』（97年作）
　「Born in Puerto Rico」のデモ音源を含む全3曲の未発表曲を追加収録。

●『ユー・アー・ザ・ワン』（2000年作）
　3曲のライヴ・ヴァージョンを追加収録。