2014年、惜しまれながら世を去った
クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)が、2004年にみずから創設した
モーツァルト管弦楽団を指揮した2011年のライヴ録音による
『シューベルト: 交響曲ハ長調「ザ・グレイト」』(UCCG-1702 2,800円 + 税)が6月24日(水)にリリースされます。
ミラノ・スカラ座や
ロンドン交響楽団、
シカゴ交響楽団、
ウィーン国立歌劇場といった著名オーケストラ・歌劇場で主要ポストを歴任したのち、1990年にはカラヤンの後任としてベルリン・フィルの首席指揮者・芸術監督に就任、2002年まで務めたアバド。若手音楽家の育成にも力を入れ、ECユース・オーケストラや、その出身者によるヨーロッパ室内管弦楽団、
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ、そして1997年にはそのOBによるマーラー室内管弦楽団を設立したことでも知られています。マーラー室内管弦楽団はルツェルン音楽祭で、ルツェルン祝祭管弦楽団の中心メンバーとして活躍しています。
そんなアバドが、2004年に創設したモーツァルト管弦楽団との共演を収めた本アルバム。円熟し磨き抜かれた晩年のアバドの芸術性が凝縮したかのような、若々しくしなやかな生気あふれる演奏が展開されています。大きく手を振り上げるアバドの後ろ姿を写したジャケット写真も印象的です。
■2014年6月24日(水)発売
『シューベルト: 交響曲ハ長調「ザ・グレイト」』UCCG-1702 2,800円 + 税
[収録曲]
シューベルト: 交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
[演奏]
クラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団
[録音]
2011年9月