ニュース

奇跡! デューク・エリントンがコニー・プランクの録音で残していた未発表音源が発掘

デューク・エリントン   2015/07/15 15:06掲載
はてなブックマークに追加
 音楽史に輝く巨星、デューク・エリントン(Duke Ellington)が1970年にドイツの有名プロデューサー、コニー・プランク(Conny Plank)の録音で残していた未発表作品が発掘され、7月15日(水)に『ザ・コニー・プランク・セッション』(PCD-24414 2,400円 + 税)としてリリースされました。この時代にエリントンの高品質未発表作品が発掘されるのはまさに奇跡というべき事件です。

 エリントンがクラフトワークノイ!ユーリズミックスなどで知られるプロデューサー、コニー・プランクのもとに残した作品ということだけでも、双方を知る人は信じられない思いを抱くことでしょう。

 収録内容は、「Alerado」と「Afrique」の2曲、各3テイクずつの全6曲。しかし、リイシューにありがちなたんなる別テイクではありません。テンポも違い、ソロ楽器も入れ替わっているうえに、「Afrique」の最後のテイクではソプラノ・ヴォーカルもフィーチャーされているのです。ワイルド・ビル・デイヴィスのオルガンとキャット・アンダーソンのトランペットをフィーチャーしたストレイトフォワードなスウィング・ナンバーの「Alerado」、よりフリーでアヴァンギャルドなアプローチの「Afrique」とともにじつに興味深い録音です。正確な録音日は不明、コニー・プランク夫人とも、エリントンのスカンジナビアの愛人のものともいわれる女性ヴォーカルなど、謎の多い作品ながらも、歴史的大発見! どちらのファンも必聴です。

■2015年7月15日(水)発売
デューク・エリントン&ヒズ・オーケストラ
『ザ・コニー・プランク・セッション』

PCD-24414 2,400円 + 税

[収録曲]
01. ALERADO(Take 1)
02. ALERADO(Take 2)
03. ALERADO(Take 3)
04. AFRIQUE(Take 1)
05. AFRIQUE(Take 2)
06. AFRIQUE(Take 3 / Vocal Version)
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] みやけん×ヒビキpiano 「二刀流」vs 「超テクニック」人気のピアノ男子対談![インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』
[インタビュー] ヒロイックニューシネマ “誰かのヒーローになる” 新体制となって初の全国流通アルバム完成[インタビュー] エクスペリメンタルHip HopユニットDry Echoes 4年ぶりとなる2ndアルバム完成
[インタビュー] 三浦文彰 清水和音 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集』を発表 全曲演奏会の最終回を東京と大阪で開催[インタビュー] のん (映画『私にふさわしいホテル』)
[インタビュー] 角野隼斗 イメージ・キャラクターを務める「ベスト・クラシック100極」のコンピレーション・アルバムを選曲・監修[インタビュー] 色々な十字架 話題の“90年代ヴィジュアル系リヴァイヴァル”バンド 待望のセカンド・アルバムをリリース
[インタビュー] アシックスジャパンによるショートドラマ 主題歌は注目のSSW、友成空[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤
[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015