今年で開館20周年を迎える京都コンサートホールによるオルガンの人気シリーズ〈オムロン パイプオルガン コンサートシリーズ〉。1997年から始まったシリーズの56回目を数える〈オムロン パイプオルガン コンサートシリーズVol.56 “オルガン・ポップス”〉が8月29日（土）に開催されます。ソリストは、ジャンルの垣根を超えた多彩なレパートリーで好評を得ている山口綾規です。

　京都コンサートホール 大ホールのシンボルともいえるオルガンは、関西最大、国内3番目の大きさを誇る大オルガン。大きなオルガンといえばまず思い浮かぶイメージは迫力ですが、90のストップによる多彩な音色も魅力。これらはCDではなかなか伝わってこない、生で聴く空間でこその醍醐味といえるかもしれません。

　本コンサートは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』をはじめ、ミュージカル『オペラ座の怪人』やディズニー映画などの名曲ポップスを中心に、フランクやバッハによるクラシック曲も交えて楽しめる内容。オルガンはほかの楽器に比べて楽譜が少なく、ポップスや映画音楽の演奏会そのものが少ないため、これらの作品をたっぷりと聴くことができる本コンサートは貴重な機会といえるでしょう。

　オルガン教室を主宰しながらクリスマス・イルミネーションの音楽制作を務め、みずから編曲も行なう山口綾規にぴったりの本コンサート。チケットは一般1,000円（京都コンサートホール会員・障がいのある方900円）、高校生以下500円となっています。お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。