その力強い歌声で揺れ動く人間の感情の狭間を表現するシンガー・ソングライター
見田村千晴が、メジャー後初のフル・アルバム
『正攻法』を引っさげワンマン・ツアーを開催。8月14日(金)には下北沢ガーデンで東京公演を行ないました。
ライヴは「はなむけ」からスタート、力強い歌声は「わたくしどもが夢の跡」「レプリカ」と続き、バンドセットでの迫力ある演奏を披露。「みなさん、見田村千晴ワンマンツアー〈正攻法一択〉へようこそ。バンドセットでのワンマンは久しぶりなので、楽しみにしていました。みんなお盆なのに来てくれてありがとう。ご先祖様を思いながら……いや、むしろ会場に呼びこんじゃいましょう、動員も増えるし(笑)」とのMCで会場を湧かせる。
「実は下北沢でワンマン・ライヴは初めてなんです。今日はとっても良い夜になりますね。最後までよろしくお願いします」と「ガール」を歌い上げ、久々のライヴ披露という「青」へ。「次の曲は私から音楽へのラブ・ソングです」とはじまったのは「MUSIC」、最後は観客を巻き込む大合唱に。
アコースティック・セットに転換すると「だいたい思った通り」、「砂のお城」ではヴァイオリンも披露し、「バンドマンずるい」では恒例のコール&レスポンス。再びバンドメンバーがステージに登場すると、「ラブソング」「youth」「もう一度会ってはくれませんか」、さらには「night」「愛だろうが恋だろうが」「ペーパードライバー」と人気曲を駆け抜けるように繰り出し、「悲しくなることばかりだ」で本編をしめくくる。
アンコールでは、「色んなところで私を知ってくれた人が集まって、みなさん好きな曲も、好きな部分も違うと思うんです。でも、そんな人々が集まって今夜のライヴになる……今とても幸せな気持ちです」と演奏したのは、まだ名前のない新曲。見田村らしい、少し尖ったラブ・ソングでファンを魅了すると、「今日は本当にありがとうございます。最後に、こんな優しい人になれたらいいなと思って書いた曲をやりたいと思います」と「LIFE SONG」。感極まって涙を見せる姿に会場からは温かい拍手が沸き起こり、東京公演は幕を下ろしました。